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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第5話 力の在処
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態勢を崩した。俺は追撃せずに後ろに跳び、恭也さんから距離を取った。追撃できないわけではなかったが、しないのには理由がある。
……まぁ早い話、恭也さんの太刀筋が変わった。
普通はそれくらい当たり前だが、俺が言いたいのは太刀の意味だ。恭也さんの攻撃は相手を『倒す』ものから、相手を『殺す』ものへと変わった。
いや、変わって『しまった』。
「っ……!」
恭也さんは体を起こして俺を見る。その目に映っているのは自身がうまく戦えないという苛立ち、思い通りに行かないという焦り、そして……
目の前の敵を叩き潰すという、明確な殺意。
(あんまりやりたくないな……今の恭也さんとは)
面白くないし、何より戦う意味もない。どうやってこれを終わらせようか……
そうこう考えている内に、恭也さんは立ち上がって再び竹刀を構えた。
「(……しゃーない。あんまりしたくなかったけど……)……まだやるんですか?」
「……当たり前だ。俺はまだやれる」
「そうですか。……どうでもいいですけど」
俺は恭也さんに接近して攻撃を加える。俺の攻撃にはもう馴れた筈だが、恭也さんは敢えて俺の攻撃を竹刀でガードし、鍔迫り合いの状態になった。
「恭也さん、一つ気になったんですけど」
「……なんだ?」
「……恭也さんの剣って、なんの為の剣ですか?」
「なに……?」
「言い方を変えましょうか。あなたの敵は俺ですか?それとも、別に誰かいるんですか?」
「……どういう意味だ?」
「恭也さんは俺と戦っていますが、目は俺を見ていませんでした。それに……恭也さん、殺気が漏れまくってますよ?それじゃ、今から斬りに行くって言ってるようなもんですよ」
俺が言い終えると、恭也さんと俺は互いに距離を取った。恭也さんは自分が殺気を漏らしていることに気付いていなかったようで、顔には驚きが浮かんでいる。
ホントに気付いてなかったのか……重症だな。
「本当に気付いてなかったんですか?驚きです」
「……さい」
「大方、犯人への復讐が目的なんでしょうけど、そんな状態でやっても、絶対に失敗しますよ?」
「…だ…れ……」
「今の恭也さんは、ただ自分の力を相手にぶつけてるだけじゃないですか。そんなので「黙れぇぇぇ!!!」」
俺が言い終える前に恭也さんは突進して竹刀を振り下ろした。
直線的な軌道それは簡単に避けられた。だが、恭也さんはそれにかまわず竹刀を続けて振ってきた。
「お前に、お前に何がわかる!?」
「えぇ……わかりませんし、わかりたくもないです。……同情もしますし、可哀想だとも思います。けど……だからと言って、恭也さんの判断は間違ってます」
「知った
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