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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜ベルガード門制圧作戦〜中篇
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リーシャさん……!これを……いえ、装甲車や通信の破壊工作も貴女が……!?」

血だまりの中で倒れて意識を失っているソーニャを見たノエルは信じられない表情をした後、身体を震わせて怒りの表情でリーシャを睨んだ。

「……………………『飛んで火にいる夏の虫』とはこの事でしょうね………………………」

ノエルに睨まれたリーシャは静かな口調で呟いて武器を構え

「――――大人しく武装解除して投降するなら、痛い目には合わせません。……………無駄な抵抗は止めてください。相手は”赤い星座”とも互角以上に戦ったあの”紅き暴君”、”微笑みの剣妃”、そして”暴風の戦姫”率いるベルガード門の精鋭達に加え、後方には”英雄王”達――――メンフィル帝国軍が控えています。”神機”を失った貴女達に勝ち目はありません。」

真剣な表情でノエルを見つめて言った。

「ふ、ふざけないでくださいっ!ソーニャ司令をこんな目に合わせた人の……クロスベルを裏切った人なんかのいう事を誰がっ!!」

リーシャの言葉を聞いたノエルは怒りの表情でアサルトマシンガンを連射してリーシャに放ったが、銃撃をリーシャはノエルには決して見えない速さで次々と回避し

「……ランディさんと違って空蝉(うつせみ)にも気付かなかった貴女が……全力を出せるようになった私に1体1で勝てる要素があると思っているのですか?雷電!!」

電撃を宿したクナイを投擲した!

「うあっ!?それでも……それでもあたしはクロスベルを守る軍人です!ですから必ずクロスベルを守ってみせますっ!!」

投擲されたクナイが片手に命中してサブマシンガンを落としたノエルは痛みや痺れに顔を顰めながらも必死の表情で無事だった片手でサブマシンガンを連射してリーシャを攻撃した。

「―――でしたら今は叶わぬ夢を見ながら眠ってください。」

するとその時リーシャが一瞬でノエルに詰め寄り

「な――――」

詰め寄られたノエルは目を見開いた。

「―――鏡面刹!!」

そしてリーシャは神速で次々と斬撃や蹴りを混ぜた連続攻撃を放ち

「うああああああああああっ!?」

リーシャの斬撃を受け続けたノエルは斬られた部分から次々と大量の血を噴出させ、さらにはリーシャの蹴りによって命中した顔や体の一部を青痣を作りながら悲鳴を上げた!

(しろがね)の名の下、永遠(とわ)の眠りにつけ……!―――最終奥義!裏桜花!炸光!!ハァァァァァァァァァ……………!!」

一方連続攻撃を続けていたリーシャはクラフト――鏡面刹から連携してより速い斬撃を連続で繰り出し始め

「閃!!」

怒涛の連続斬撃を放ったリーシャは剣の刃が照らす光の軌跡を残しながらノエルの背後へと駆け抜けた。すると闘気による大爆発が起こり

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