第112話
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ちら、ファーミシルス……そう、潜入を終えたのね。ならば手筈通り時が来れば、砦内を混乱させなさい。後はそうね………混乱させる手始めに司令を無力化しておきなさい。―――――リウイ様、銀がベルガード門への潜入を終えたようです」
「そうか。―――始めるか。」
そしてリーシャが去って半刻後、エニグマでリーシャとの通信を終えたファーミシルスの報告に頷いたリウイはギュランドロスに視線を向け
「おう!」
ギュランドロスは頷いた後、リウイと共にそれぞれ用意されてある漆黒の馬にまたがり
「「――――全軍、注目!!」」
二人の行動を見たファーミシルスとルイーネは集結しているメンフィル兵と警備隊の混合軍に視線を向けて叫んだ。すると混合軍の兵士や警備隊員達はそれぞれ姿勢をただして、馬にまたがり自分達を見つめるリウイとギュランドロスに注目した。
「―――これより『ベルガード門制圧作戦』を始めるっ!!我らメンフィル……いや、誇り高き”闇夜の眷属”を侮辱すればどうなるか、暗君ディーターや国防軍に思い知らせてやれっ!!」
「全員、気合いを入れろっ!ここからが俺達『クロスベル帝国』の”覇道”の第一歩目だっ!!」
リウイとギュランドロスはそれぞれ全身に膨大な覇気を纏い、武器を空へと掲げて号令をかけ
「オオオオオオオオォォォォォォォオオオォォォオオオオ――――――――――――――ッ!!」
二人の叱咤激励に応じるかのように、混合軍に所属している兵達はそれぞれの武器を空へと掲げて辺りを轟かせる勇ましい雄たけびを上げ
「「全軍、進軍開始ッ!!」
そしてベルガード門に向けてそれぞれの武器を向けた二人の”覇王”の大号令によって、混合軍の兵士達はベルガード門に向かって進軍を開始した!
こうして二人の”覇王”率いるメンフィル帝国軍とクロスベル警備隊の混合軍による『ベルガード門制圧作戦』が始まった……………!
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