第112話
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こりゃ、国防軍に勝ち目は一切ないどころか蹂躙か殲滅されるのが目に見えてくるよ。ただでさせ”英雄王”がいるだけでも最悪なのに、そこにメンフィル帝国軍の両翼を担う将軍もいるから、完全に”詰み”だね、こりゃ。」
「しかもセティ達やセシル姉まで同行しているなんて……!」
(一体何を考えているのかしら……?)
ワジは疲れた表情で溜息を吐き、ロイドは唇を噛みしめ、ルファディエルは考え込み
「けど、あの人形兵器に関してはどうするつもりかしら?二大国の軍も次々とあの人形兵器達によって壊滅させられたのに……」
エオリアは真剣な表情で考え込んだ。
「―――だからこそ、リウイ達は万全の陣営で挑むんだ。―――”至宝”の力に対抗できるとしたら”神”の力ぐらいだしな。」
「……なるほど。”魔神”と”姫神”の力を宿すメンフィルの王様とリフィアさん、”姫神”の継承者であるエクリアちゃん、”混沌の女神”や”妖精母神”を召喚できるペテレーネちゃんとシルフィエッタさんであの人形兵器に対抗するつもりなんですね……」
そしてヴァイスの答えを聞いたリタは納得した様子で呟き
「………確かにリウイ陛下達は”本物の神”の力を宿していますし、ペテレーネさんとシルフィエッタ姫に至っては”神”を召喚できますから、恐らく”至宝”の力でも敵わないでしょうね……」
ティオは複雑そうな表情で考え込みながら言った。
「……………リフィア殿下まで出撃しているという事は………リィンもリフィア殿下と共に出撃しているんだろうな……」
「………そういえばリィンさん、支援課の件が終わったら、リフィア殿下の親衛隊に所属するという話をしていましたね……」
「ノエルとリィンたちが戦う事になってほしくないねー……」
複雑そうな表情で言ったロイドの言葉を聞いたティオとキーアは不安そうな表情で言った。
「…………………チキさん。リーシャ………いや、”銀”には何としても戻ってもらう場所があり、”彼女”を待っている人達がいます。」
「……………察するに………ロイド様達は……銀様をアルカンシェルに戻らせろ……と……仰りたいのですね………」
そして複雑そうな表情で考え込んだ後厳しい表情で自分を見つめて言ったロイドの言葉を聞いたチキは静かな表情で呟き
「はい。」
ロイドは頷いた後真剣な表情でチキを見続けた。
「……………銀様がそちらをご希望されるのなら………別に……構いません……」
「本当ですか!?」
「驚く程あっさりと了承してくれましたね………」
「銀ほどの戦力、そんなにあっさり手放してもそっちはいいのかい?」
チキの答えを聞いたロイドは明るい表情をし、ティオは驚き、ワジは不思議
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