第112話
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もキーア様には一切手を出しません………ご主人様達も……キーア様の事は……被害者だと思っています……………」
ヴァイスに続くようにチキも答えた。
「………あ、あのっ、ヴァイスさん!わたし、ロイドさん達についていってもいいでしょうか!?」
するとその時考え込んでいたフランは決意の表情でヴァイスを見つめ
「フラン……?」
「理由を聞いてもいいか?」
フランの言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情をし、ヴァイスは目を丸くして尋ねた。
「わ、わたしは皆さんみたいに戦えませんし……このままヴァイスさん達と一緒にいても肝心な時にはお役に立てませんし……だったらロイドさん達のお手伝いをした方が皆さんのお役に立てると思うんです!」
「あ、あの……”戦”は何も戦闘が全てではありませんよ?」
「ええ……後方支援も立派な役割です。」
「フランの料理、とってもうまいぞ!」
「うむ。お前がいるお蔭で私達も色々と楽ができている。」
フランの話を聞いたマルギレッタはフランを見つめて言い、マルギレッタの言葉にリ・アネスは頷いてフランを見つめ、二人に続くようにネネカとアルフィミアが言った。
「勿論、それもわかっています!で、でもわたしだって今までロイドさん達を手伝っていましたし……オペレーターならそこそこできて、そちらの方がわたしの能力を活かせると思うんですっ!何でもワジさんの飛行艇で移動しているそうですし……ヴァイスさん達と連絡を取り合う役割もできますし……どうか……!どうか、ロイドさん達に協力させてくださいっ!」
フランは必死の表情でヴァイスを見つめて言った。
「フラン……」
フランの決意を聞いたロイドは真剣な表情をし
「フム………確かにロイド達と連絡を取り合う者がいるのは助かるな……」
「それにフランの能力を考えれば、そちらの方が効率がいいでしょうし……」
ヴァイスとアルは考え込み
「うーん、確かに”メルカバ”も人手不足だから助かるんだけど。こればっかりはロイドに決めてもらわないとね。」
ワジは考え込んだ後ロイドに視線を向けた。
「………そうだな。………フラン―――君のお姉さんは現在、国防軍で働いている。俺達についてくるということは彼女と対立すること……それはわかっているのか?」
視線を向けられたロイドは考え込んだ後真剣な表情でフランを見つめ
「……は、はい……!もちろんお姉ちゃんと争いたくなんてないですけど……それでも……わたしだってクロスベル警察の警察官です!ヴァイスさん達と一緒に国防軍と対立する事を決めた時から覚悟できています!」
見つめられたフランは頷いた後決意の表情で言った。
「そうか……―――わかった。よろ
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