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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第3話 入院と溝
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睡魔が襲ってきて、俺も眠りについた。





「ただいま〜……。なのは〜?」


それから少しして、恭也達が戻って来た。美由紀は家に入るとなのはを呼んだが、返事がなかった。美由紀はリビングに向かい中に入った。
中に入ると、ソファの方に見覚えのある黒髪が見えたので歩み寄る。


「よかった。悠里くんそこにいたんだ。なのはs……」


声を掛けようとして、美由紀は言葉を止めた。そこへ、桃子と恭也、琉聖が入ってきた。


「美由紀、悠里はいt「しーっ!」……なんだ?」

「…あらあら♪」


恭也が喋ろうとしたところを美由紀は黙らせ、桃子は悠里となのはの様子を見て悟ったようだ。


「すぅ……すぅ……」

「くぅ……くぅ……」


ソファにはなのはと悠里が2人揃って静かに寝ていた。互いに頭を預ける形に、寝顔はとても安らかだった。


「待ち疲れて寝てしまったか…」

「昨日は遅かったからな。このままそっと運ぶか」

「そうね。……それにしても、本当に仲がいいわね。この2人」

「いつも一緒だもんね。なんかそれが当たり前みたいになってるし」

「将来が楽しみね〜♪」

「母さん……それはまだ早くないか……?」


今までが忙しかっただけに、4人にとっては微笑ましい光景であった。
ちなみに……


「あ、琉聖さん、悠里くんを動かすのちょっと待ってて」

「どうかしたのか桃子さん?」

「悠里くんの寝顔は貴重から写真にしっかり残さないとね♪」

「お母さん、後で私にもちょうだい!」

「やれやれ……┓( ̄∇ ̄;)┏」

2人の行動に琉聖は肩をすくめ、恭也は呆れたように溜め息を吐いた。
愛されてるな、悠里……





士郎さんの入院から2週間が経った。結局、士郎さんが意識を取り戻したのは事故から3日経った日の朝だった。
入院した日から高町家は士郎さんの看護に追われ、必然的に俺と父さんはなのはといる時間が多くなった。
桃子さんは翠屋の営業を休みにして士郎さんに付きっきりで看病し、美由紀さんと恭也さんは交代で桃子さんの手伝いをする。こんな状態が二週間続き、今となってはなのはは俺の家にいるほうが多くなっていた。


「なのは、夕飯できたから持ってくの手伝って」

「は〜い」


夕飯の準備を終えると、なのはを呼んで料理を運んだ。
そろそろ父さんも来る頃だし。


「ただいま〜。悠里いるか〜?」

「あ、来た。お帰り父さん」

「ただいま。なのはちゃんも準備ちゃんと出来たな。偉いぞ」

「えへへ〜♪」

「……あれ?恭也はいないのか?」

「まだ来てないけど?」

「あ〜、またか……悪い悠
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