現実-ユメユメ-
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此処は…
あぁ,また此処か…
知らない訳が無い
何度も何度も繰り返し来ているから
僕の目が曇っているのか?
汚いせいで せっかくの空亡が
真赫に見える
ヒタヒタと…足音…が聞こえる
あぁ君だね
彼女は俯き揺ら揺らと無心な僕に
何も言う事なく只眼の前に居すわった
全身濡れている…彼女も…僕も…
独り無感情で上を向いた
ゆっくり目を閉じ空気に包まれた
彼女はまだ僕の眼の前に居る
温度が無い
滴り落ちる濁った雫
時の流れがやたらゆっくりに想える
もう…終わりにしよう…
あぁ,僕はまた…
あの現実を観る
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