第29話
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に報告書を書いておくわね♪」
「お、おい、レン!?」
厄介な事に巻き込まれたくないレンは素早い動きで憲兵達がリィン達の元に駆けつけてくるまでに闇に溶け込んでその場から去った。
「何だお前達は……!?ん、その制服は……どこかの高等学校の生徒か!?」
「まったく、誰かが騒いでいると通報を受けて来てみれば……!」
「い、いえその……!これにはアノール河よりも深い事情があるといいますか……!」
「その……お騒がせしてすみません。周りの迷惑にならないように心がけていたんですが……」
憲兵たちに睨まれたマキアスは慌てた様子で言い訳を始め、リィンは頭を下げた。
「ふむ、公園で勝負というのは少しばかり無理があったか……」
「ん。地下道あたりに降りた方が良かったかも。」
「―――ええい、君達が始めたことだろう!?他人事みたいな顔をしてるんじゃないっ!というかレン!一人だけ逃げるなんて、ずるいぞ!?」
そして互いの顔を見合って考え込んでいるラウラとフィーの様子に気付いたマキアスは顔に青筋を立てて二人を睨んで怒鳴った後この場にはいないレンの顔を思い浮かべて声を上げた。
その後憲兵達に2時間説教を受けたリィン達は旧ギルド支部に戻り、先に戻って既に実習課題の報告書を書き終えて自分達を待っていたレンにそれぞれ恨めしそうな表情をして文句を言いつつも自分達の代わりに報告書を書いてくれた事に感謝し、明日に備えて疲れた身体を休めた―――――
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