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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第1話 予期せぬ申し出
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みにそれって、俺個人以外も可能なのか?」

「と言いますと?」

「ストーリー上死んでる人間を生存させたりするのってアリか?」

「はい、大丈夫ですよ」

「……じゃあ、一つ目は『アリシア・テスタロッサとリィンフォースに生存の方法を残しておく』こと」

「ふむふむ……あれ?アリシア・テスタロッサは死亡しているのでは?」

「肉体が無事だったから魂が無いだけだと思うんだよね……」


実際、映画やアニメだと『死んだ』アリシアの描写はあっても、体は綺麗に残ってた。彼女は魔力炉の暴走で魔力素を大量に吸い込んで心臓が停止したと聞いたことがある。
それなら、魂を吸着させれば生き返らせるのも可能な筈だ。
ジュエルシードとかがあるのなら、そういったものもあってもいいはずだし。


「なるほど……確かに。では、何か方法を残しておきます。そこから先は天城さんが頑張ってください」

「わかった。2つ目はそうだな……」


俺は少し考えて、呟くように言った。


「……両親と一緒に暮らす、かな」


前回の転生では、俺の両親は幼少期に他界してしまった。
モモや鉄爺、風間ファミリーのみんなと一緒だったからあまり感じなかったが、やはり両親と暮らしてみたいと思った。


「えっと……それは以前の転生と同じですか?」

「そうだな。あまり一緒にいれなかったから」

「でしたら……寿命が原作開始の3年前までですから、そこまでの生活は保証します。それと……この分は特典に含みません」

「え、なんで?」

「それくらいならばお安い御用です。私達のワガママに付き合ってくれた、せめてものお礼です。他にも何かありますか?」


神様は優しそうに笑って答えた。他にもと言っても、今のところ無いな……


「この特典って、後からお願いするのって可能か?」

「可能ですよ。偶に例外でいますからね」

「なら、今は残しておく。後で思い付いたら頼むよ」

「わかりました。……これで以上になりますね。」


神様は手元の書類に書き込み終えると、それをパタンと閉じる。
すると、周囲の空間が光を発していた。


「天城さんの手続きはこれにて終了になります。後はそのまま転生されるので、そのままお待ちください。尚、仕事の詳しいことはデバイスに記録してありますので、そちらをご覧になってください」

「わかった」

「最後に……今回は、本当にすみませんでした」

「もういいっちゅーに。気にしてないし、気にしても仕方ないよ」

「そうですか……すみませんが、少し屈んで目を閉じてくれませんか?」

「…こう?」


俺は屈んで目を閉じる。
少しすると頭を両手で掴まれ



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