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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第1話 予期せぬ申し出
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するとSSSいってそうな感じだし……」

「そ、そうですか……あと、念のためにデバイスには生活を補助する機能も付けますから、可愛がってあげてください」

「はぁ……」

「それと、緊急時の為にこの『魔導書』を差し上げます」

「……魔導書?」

「ストーリー上必要になるときがあると思いますから……」


そう言って神様は一冊の書を取り出す。それは深い紺色の書で、俺が触れた途端に光の粒子となって右手に吸い込まれるように消えた。


「……なんだ?今の」

「書があなたを持ち主と認めたんです。これでこの魔導書はあなたと、あなたが認めた相手しか使用できません」

「……ちなみに、これなんて名前の書なんだ?」

「えっと……あるゲームから作った魔導書で、確か『蒼の魔導書』と呼ばれてたような……」

「またチートかよ!!!」

「あ、でもデバイスとリンクさせて初めて使用できるものでして、封印に特化させたらしいです。いわば後付け装備ですね」


いや……後付けですねって……
後付けになんつ〜物騒な物を……


「……で、ここまでは標準装備です。それを説明した上で、再び天城さんにお聞きします。……この仕事を、引き受けてくれますか?」


再び、神様は俺を見据えてくる。ここまで俺の能力を上げてまで、やらなければならないことなのか?


「……最後に確認したい。これは俺だから頼む仕事なのか?それとも、ただアンタ達の尻拭いをするだけの定のいい駒か?」


俺は神様を見据えるように見る。神様はそれに驚くような表情をするが、一度目を閉じて再び俺を見た。


「……これは、私の上司が命じた仕事ですが、人選は私に一任されていました。……天城さんが駒と思うのも無理はありません」


ですが、と神様は一拍置いてからしっかりとこっちを見た。


「先程も言った通り、私は天城さんの一生を見ていました。あなたは、違う世界に転生しその世界でも破格の能力を持ちながらも、その力に自惚れることなく、その生涯を全うしました。世界の流れを壊す事なく、周りの人間を良い方向へと導いて行くことは、簡単ですがとても難しい。しかし、あなたはそれを可能にしました。よって、私はあなたを信じて、あなたにこの仕事を託します」


神様は迷いのない目でこちらを見てきた。
……どうやら本当に嘘はないようだ。そこまで信用されてるなら、期待に答えるとしようか。


「わかった。受けるよその仕事」

「ありがとうございます!」


神様は嬉しそうに笑うと、ピョンピョンと飛び跳ねた。
……可愛いな、オイ。


「さて、それでは転生の際の特典をお聞きしましょう。今回は3つまで可能ですよ〜」

「……ちな
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