『Sea side』
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雨の日には
傘を持って海に
全部全部
何もかも自分が
悪いんだって
産まれてきて
ごめんなさい
馬鹿みたいに
駄々っ子を
見下してたのに
僕の探しものは
きっとそんな
駄々っ子と
其れをあやす
お母さんだったり
ありふれた普通
其の普通さえ
手に入らなくて
泣いて縋りたくて
でも其れは
叶わないって
理解してた
だから一瞬で
海の藻屑と
なるよう潜った
明け方の海は
一番落ち着くし
潮が引く時は
少し切なかった
海にも心が
在ったなら何を
真っ先に想うかな
いっぱい在って
逆に何も言えない
場合もあるかな
もしかして
僕のことも迷惑
だったりするかな
でも僕には
居場所がないから
此処に来るしか
他に無いんだ
お願いだから
君だけはいつも
広大な蒼で
包んでいて欲しい
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