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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
一つの章が終わり、次なる章が始まる…その中間。
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なぁ〜とは思ってたんだよ。レイチェル達が言っておいたんだね?」
「そうじゃよ。お前相手に目くじらを立てると、時間と体力の無駄だと忠告しておいたのだ!わっはっはっはっ!」
私にとってはこの姿が普段通りだけど…よくよく考えたら凄いわね。

「リュカ殿は、人柄はアレですが無駄に強いので、下手に刺激すると我が近衛騎士隊と同じ運命になりますって説明したら、アリアハン国王陛下以外の融通の利かなそうな側近さん達も分かってくれました!」
この(ラングストン)面白いわぁ…嫌味成分を含まないと喋れないのかしら?

「そう言うワケでな…リュカ殿達の偉業を、皆で祝おうと思っておったのだが…世界の平和はまだ先の様じゃの」
中間結果で勇者様優勢って事で、祝賀会を行っても良くね?

(ゴゴゴゴゴ…ドカーン!!)
ちょっぴり祝賀会に気を取られてると、突如室内に雷鳴が轟き、数人の兵士が消え去った!
こ、これは例のアレですね!?

「な、何事!?」
アルルさん達は驚き周囲を見渡す…すると再度雷鳴が轟いた。
「ふん!」
その瞬間お父さんは驚異的なスピードで王様達を安全な場所へと避難させる。
そして誰も居なくなった玉座に雷撃は落ち、周辺を真っ黒に焦がしてしまった。
「い、一体…!?」

〈わははははは!喜びの一時に驚かせた様だな。我が名はゾーマ。闇の世界を支配する者。このワシが居る限り、やがてこの世界も闇に閉ざされるだろう。さあ、苦しみ悩むが良い!そなたらの苦しみは、ワシの喜び。命ある者全てを我が生贄とし、絶望で世界を覆い尽くしてやろう!…我が名はゾーマ。全てを滅ぼす者。そなたらが我が生贄となる日を楽しみにしておるぞ!わははははははは………〉

「い、今のが大魔王ゾーマ………?」
「「「「「……………」」」」」
声だけの登場って…シャイなのかしら?

「アイツ…あんまり強そうじゃ無かったね!」
ごっついシャイBoyの想像をしてると、お父さんがまた違った感想を言ってくる。
「何言ってるんですか!この場に居ないのに、強力な落雷を発生させ、兵士数名を消し去ったじゃないですか!!」
まったくその通りだ!
どう見ればこの状態を作ったヤツが弱そうに感じるんだ!?

「でも…不意打ちだったじゃん。(笑)…しかも2発目は空振りだし!その事に気付いて無い様子だったよ!…きっと1発目も当てずっぽうだったんだよ!(大笑)」
………なるほど、言われてみればそんな気もしないでも…
ものは考えようね…

「そ、そうですよ!お父さんの言う通りですよ!もし大魔王ゾーマが、そんなに凄いヤツならば、真っ先に勇者アルルを狙うはずです!でも結果はモブが数名お亡くなりになっただけ…きっと大したこと無いのよアイツ!こうやって恐怖心を植え付けて、精神的に優位に立と
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