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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
打倒 中間管理職!
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物を付けたアホの子が、お父さんの膝に座るミニモンを突き飛ばし、自らが膝の上に君臨する。
「痛ー!な、何しやがる、このアホウドリ!!」
「ミニモン生意気!リュカに抱っこされて生意気!リュカに抱っこされるのはラーミアなの!」

大爆笑する一同…
苦笑いのお父さん…
ラーミア…どうでもいいけど口の周りを拭け!







翌朝…
新たに手に入れた強力な武器で、大幅に戦力アップしたカンダタの勢いに乗って爆進する私達。
そして遂に中間管理職の居る部屋の前まで辿り着いた。

「ま、間違いなく…この向こうにバラモスが居るわ…」
強烈な妖気が漏れ出す部屋…
緊張気味に呟くアルルさん…

どうしよう…私まで緊張して来ちゃった…
堪らずギュッとウルフの手を握る。
彼が側に居るのだから怖くない…そう自分に言い聞かせ。

すると彼は私にだけ聞こえる声で囁いてきた。
「やばい………昨晩はシてないから溜まっててムラムラして来ちゃった………みんなバラモスに集中してるし、人気のない場所にしけ込んでヌかない?」

…………………………
お兄ちゃんやアルルさんに聞かれたら、大激怒しそうな台詞を言う私の彼…
思わず周りを警戒する私。

アルルさんはお兄ちゃんと寄り添い、2人だけの世界に酔いしれている。
取り敢えずセーフの様だ…
安全を確認できたところで、すかさずウルフを睨む!

だが彼は優しい笑顔で微笑むばかり。
…もう、緊張が無くなっちゃったわ!
そんな所も師匠に似てきたわね!



「魔王バラモス!お前の悪行もこれまでよ!アリアハンの勇者アルル…お前を成敗しに参上!」
私と彼のイチャイチャを余所に、勢い良く乗り込む勇者カップル。
恐怖心を取り去る最高の薬はイチャラブだ!

「遂に此処まで来たかアルルよ…この魔王バラモス様に逆らおうなど、身の程をわきまえぬ者達じゃな」
だけど、そんなイチャラブを吹き飛ばしそうな低い声で、侵入者を威嚇するのは中間管理職(バラモス)
「此処に来た事を悔やむが良い!再び生き返らぬ様に、そなたらのハラワタを喰らい尽くしてくれるわっ!!」

すんごい威圧感に漏らしそうになった瞬間…
「何かアレ可愛いね…アレだアレ、動物の『(バク)』みたい!何か凄んでるけど、それがちょ〜かわいい!」
「「「……………」」」
あの威圧感を一気に吹き飛ばしてくれるお父さんの一言。

「な…ば、(バク)…だと…!?」
い、言われてみれば…そう見えなくも…ないかな?
「ちょっとリュカ…もうダメよ!これ以上は飼えないからね!」
お、お母さんまで!?
「か…飼う…?ワ、ワシを!?」

「お父さん…お母さん…みんな真面目に戦おうとしてるんだから、ダメだよ…邪魔
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