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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
打倒 中間管理職!
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をしてはダメだ!もうお前は、僕等の仲間なんだから、他のモンスターには攻撃されるんだぞ!」
コツンと頭を軽く叩くと、優しく抱き上げ頭を撫でる。
「………ごめんなさい」
恐怖…そして安堵なのだろう。
お父さんの胸に顔を埋め、声を出さずに泣いている。
お父さんはカンダタに目でお礼をし、素直に感謝を表した。
カンダタも予想外だったのだろう…
凄く照れくさそうだ。
だが、そんな照れくさそうな男の向こうに、大事そうに置いてある宝箱を発見する。
袋小路に置いてある三連宝箱…アレだ!
「でもカンダタの武器が無くなっちゃったね」
「そうだな…ま、しょうがねぇさ!体は丈夫だし、みんなの盾代わりにはなれるだろうから、気にすんなよ!」
お前の心配などしとらんわ!
“武器が必要だね!”って事だよ!
「で、でも…」
「大丈夫だって…拳でだって戦えるんだしよ!」
斧が必要だろ…斧が!
えぇい、もどかしい!
「見て!あそこに宝箱があるわ!お父さん、あの宝箱は危険ですかね!?」
パパなら分かるわよね、この意味が。
「ん!?………あぁ!アレね…うん…凄いアイテムの臭いがするね!うん!」
そうよ!流石パパ!
「またですか…父さん、そんなに凄いアイテムが入ってるのなら、アナタが開けてくれればいいじゃないですか!このパーティー内で、最強のリュカ様が開けて下さいよ!」
「え!?ヤダよ…モンスターだったら怖いじゃん!」
ちょっと…大丈夫よ!私を信じなさいよ!!
「ちょ…安全なんでしょ!?そう言いましたよね?」
「そんな事は言ってない!凄いアイテムの臭いがすると言ったんだ!安全とは一言も言ってない!」
うん。確かに言ってない。でも安全だって言え!
「こ、この野郎…危険かも知れない宝箱を開けさせようと言うのか!」
だから安全なんだってば!
「ティミー…大丈夫だ!あの宝箱は安全で凄いアイテムが入ってる!」
めっちゃんこ怒ってるお兄ちゃんに、カンダタは優しく言うと宝箱へ近付いて行く。
「カ、カンダタさん!危ないですって…そんな確信は無いんですよ!」
あるのよ…言えないだけであるんだって!
「自分の父親を信じろよ!お前の親父は信頼出来る凄い人だぜ。そんな人が宝箱を開けろと促すのなら、大丈夫って事だよ」
「し、しかし…」
腹を据えたカンダタに、不安げな声で呟くお兄ちゃん。
だがカンダタはそれを無視して宝箱を開け放つ。
そして中に入ってたのはゴツイ斧…
「それは『魔神の斧』ですわ!以前に図鑑で見た事がありますぅ!」
「魔神の斧…」
図鑑など見たこと無いが、取り敢えずは説明を付け足しておく。
「うん。カンダタにお似合いの武器だね!丁度良かったじゃん…武器が無くなったところだったし!」
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