3話目 出会い
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げる能力である。
(まあビビヨンは攻撃力が下がっても関係ないけどな)
ビビヨンは力が弱く、攻撃力が低いポケモンである。そのためビビヨンは攻撃方法を、直接的な力学的な攻撃に頼らず、超能力的な特殊攻撃に頼っている。ビビヨンが使う攻撃技“むしのていこう”も、特殊攻撃と言われる超能力的な攻撃である。それゆえに、ビビヨンは攻撃力が下がってもバトルにはあまり影響しない。
(まずは様子見だな)
ビビヨンは防御面でも、とても撃たれ弱いポケモンである。2週間ほど前にエレナのキモリと戦った時も、相手の“でんこうせっか”&“はたく”のコンボを2回受けただけで、かなり体力の限界が近くなっていた事も思い出す。もっとも、撃たれ弱いビビヨンが体力の限界が近くなることはよくある事であり、慣れているので相手に動揺を見せることはないが。
(ギャラドスみたいな力強いポケモンの攻撃が直撃したら、ビビヨンが1発で倒れることもあり得るからな…)
グレイは慎重に相手の出方を伺った。
バトルは終了した。
結論から言えば、ビビヨンはギャラドスの攻撃を1発も受けることなく勝利した。
過程を言うなら、ビビヨンは“しびれごな”と“いとをはく”で相手の動きを鈍らせ、“むしのていこう”で一方的に攻撃し続けて勝利した。ギャラドスは動きが鈍っても十分に戦える底力があるように思えたが、相手トレーナーはギャラドスの扱いがあまり上手くなかった。
相手トレーナーのギラドがグレイに声をかけてきた。
「君、トレーナーとして高い実力をもっていますね」
「それはどうも」
「そんな実力の高い君だけに、良い話があるんですが……」
(良い話ねえ……)
グレイはコイキング売りの怪しいおっちゃんを思い出した。
(まあ、あのおっちゃんよりは信用できるだろう)
先ほどのおっちゃんへの対応とは違い、グレイは相手の話を聞くことにした。
「良い話? なんですか?」
「君に、とても簡単なお仕事を紹介しようと思いましてね……」
「簡単な仕事?」
「そう、簡単な仕事です。ギャラドスを使ってポケモンバトルをするだけの、とても簡単なお仕事ですよ……」
グレイはギラドに連れられてツギシティの町外れに来ていた。ギラドが「とても簡単なお仕事」と言っていたが、グレイは全く信じていなかった。世の中、そんな良い話など存在しないものである。それでもこの男について行くのは、ギャラドスを使ってバトルする仕事がどんなものであるか、興味をもったからである。
少年時代に(今も少年だが)不良少年を経験したグレイは、力の強さには少し自信があった。加えてグレイのビビヨンは無傷の状態である。目の前を歩く怪しい男ギラドが何かをしてきても逃げ切れる自信はあった。
ギラドが足を止めて口を開く。
「ここですよ」
グレイの
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