1話目 旅立ち
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、自分のポケモンを出した。
「出てこい、ビビヨン」
目の前にビビヨンというポケモンが現れる。
ビビヨン、りんぷんポケモン。きれいな翅をもつ蝶のようなポケモンである。翅の一部にドットのような模様があるのが特徴的である。ポケモンの属性を表すタイプは見た目から予想できるように、虫タイプと飛行タイプを併せ持つポケモンである。
このビビヨンは、グレイがエレメンタリスクールの学生だった時に出会ったポケモンである。もっとも、出会った時は進化前のコフキムシというポケモンであったが。
ポケモンには成長すると、進化という姿形が全く変わる現象を起こす者がいる。コフキムシは進化をするポケモンであり、成長させて2回進化させて、今のビビヨンになったのだ。ちなみにビビヨンから先の進化はないと言われているため、もう姿形が変わることはないだろう。
「ビビヨン、これから自由な旅の始まりだ。やりたい事をやりたいようにできる」
そうビビヨンに話しかける。
ビビヨンも、きれいな鳴き声でグレイの言葉に反応する。
現在、グレイが所持しているポケモンは、ビビヨン1体だけである。しかし、旅を続ければ仲間は増えていくだろう。モンスターボールは、普段ポケモンを入れておくだけでなく、野生のポケモンを捕まえる機能もある。仲間にしたい野生のポケモンがいたら、モンスターボールを使えば良いのだ。
グレイが隣の町であるサイショタウンを目指して歩いていると、1人のポケモントレーナーからポケモンバトルを挑まれた。そのトレーナーが言うには、新しく野生のポケモンを捕まえたから、バトルをすることで互いの理解を深めたいとのことだ。
ポケモントレーナーとは、ポケモン同士を戦わせる人を指す言葉として日常で使われている。実際にはポケモントレーナーという言葉には厳密な定義があるのかもしれないが、多くの人は特に気にせずに言葉を使っているだろう。
そしてもう1つ、ポケモンバトルとは、文字通りポケモン同士を戦わせることであるが、それだけではない。ポケモンバトルは互いの絆を深める儀式であると、古くから言われている。また、単に昔から伝わる儀式というだけでなく、実際にポケモンバトルを行うと、トレーナーとポケモンの絆が深まり、さらにバトルを通じて戦った相手のことも理解できるのである。これはバトルを行う者の多くが認める事である。
さてグレイが相手の挑戦を受け、バトルが始まった。
グレイはビビヨンを繰り出し、相手はポッポを繰り出した。
ポッポ、小鳥ポケモン。ハトのようなスズメのようなポケモンである。タイプは、ノーマルタイプと飛行タイプを併せ持つ。
相手トレーナーがポッポに指示をする
「ポッポ!“たいあたり”だ」
相手のポッポが攻撃技“たいあたり”を決めるために、ビビヨンに向
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