機動戦艦ナデシコ
1418話
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ような気がするが。
「ようこそ来てくれました。さ、食事の準備も出来てますし、まずは昼食にしましょう」
エリナのその言葉に木連の三人が頷いて食事の時間となる。
勿論いきなり3人も増えたとなると、テーブルが足りなくなるんだが。
元々6人でテーブルを使ってたので、本当にこれ以上は無理だ。
そういう訳で、俺の空間倉庫から取り出した新たなテーブルを繋げての昼食となる。
今日のメニューは、冷やし中華だった。
ただし、皿にあるのは麺だけで、トッピングはそれぞれテーブルの上にある大皿から自分の皿に盛りつけ、タレもレモン醤油とゴマの好きな方を掛けられるようになっていた。
「おおおおおお! これは凄い。豪華ですね!」
テーブルの上を見た白鳥が興奮して叫ぶ。
まぁ、それも分からないではない。テーブルの上には錦糸卵やキュウリの千切り、トマト、大葉、胡麻、紅ショウガ、茹でた鶏もも肉、鶏胸肉、豚肉各種、牛肉各種、エビ、イカ、魚、ホタテ、アワビ、モヤシ等々。
それ以外にも何種類もの冷やし中華のトッピングがあったのだから。
確かにかなり豪華な食事だが、普通に食えば残るのは確実だった。……まぁ、普通に食えばであって、俺がいるから残る事はないんだけどな。
ともあれ、皆が座って昼食の用意は完了し……
『いただきます』
の合図と共に昼食が始まる。
俺はまずオーソドックスに錦糸卵、キュウリ、トマト、鶏もも肉、エビをトッピングし、レモン醤油を。その上から大葉の千切りと胡麻を掛け、紅ショウガを少量。
「うん、美味い」
これだと普通の料理よりは腕の差が明確にはならない。
いやまぁ、トッピングの調理でやっぱり腕の差は出るんだろうが、冷やし中華の場合、主役は麺だしな。
他の面子も美味そうに冷やし中華を食べており、特に木連の連中は感激の涙すら流している。
「ううっ、九十九……美味い、美味いなぁ。ナナコさんが作っていた冷やし中華もこんな味だったんだろうか」
感動している秋山の言葉に、白鳥もまた頷く。
高杉の方は、冷やし中華に集中しながらも神楽坂に何とか話し掛けようとしているが、それが出来ずにいる。
そして食事が終わると、次に行われるのは食休み……ではなく、これからの木連についての話し合いだ。
もっとも、具体的にはヤマダとの間でゲキガンガーについて語り合うというのが大きいのだが。
「海燕ジョー……その心意気は見事と呼ぶしかないな。男として生まれたからには、このような最期を迎えたいものよ……」
しみじみと秋山が呟く。
その隣ではヤマダが納得するように頷いていた。
神楽坂に話し掛けようとしていた高杉も、今はゲキガンガーの方へと意識を向けている。
「けど、今のままだ
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