第109話
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シャもね。」
「イリアさん……」
そして微笑みながら言ったイリアの言葉を聞いたロイドは真剣な表情をし
「フフ、あの子に会えたら伝えておいてもらえない?『―――あんたにとって、一番大切なものはなに?その大切なものを前にして頑張らずにいられるの?って。」
「……わかりました。リーシャに会う事ができたら必ずその言葉を伝えます。」
「ええ、頼んだわよ!」
イリアの伝言に力強く頷いた。その後ロイド達は病室を出た。
「はは……ホント、とんでもないね。さすが”炎の舞姫”なんて呼ばれてるだけはあるな。」
病室を出たワジは口元に笑みを浮かべ
「……むしろ舞台の”太陽の姫”そのものかと。わたしもここに連れてこられて、何度か話しているんですけど………すごく元気付けて貰いました。」
ティオは静かな笑みを浮かべて言った。
「そっか……本当に、何とかリーシャを見つけて接触できればいいんだけどな。」
二人の言葉を聞いたロイドは頷いた後考え込み
「まあ、そればっかりは女神の巡り合わせだろうね。」
「リタさんやエオリアさんの話によるとリーシャさんを再び雇った”ラギール商会”はヴァイスさん達と一緒にアルモリカ方面に潜伏していますから、そちらに行けるようになったら探すしかありませんね……」
ワジとティオはそれぞれ疲れた表情で言った。
その後リタ達と合流したロイド達は帰り際、ワジが病院前に七耀脈の力場の”隙間”を見つけ―――”法陣”で固定することで”メルカバ”に迎えに来てもらう事が可能になるのだった。そしてメルカバに乗り込んだロイド達はアッバス達が見つけた新たな”力場”の”隙間”―――アルモリカ村に向かい、地上に降り立った後ワジが法陣を固定した……
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