第108話
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スベル市にいたら解放するのは不可能だけど……そこの所も教えてくれないのかい?」
ワジも考え込んだ後キーアに視線を向け
「うん……………」
視線を向けられたキーアは静かな表情で頷いた。
「ランディさんの居場所なら私達が知っていますよ?」
その時リタが申し出
「え…………」
「本当か!?」
リタの申し出を聞いたティオは呆け、ロイドは真剣な表情で尋ねた。
「ええ。彼なら自力で脱出して、マインツ方面に潜伏しているエルミナ大尉やミレイユ三尉と合流して、エルミナ大尉達と一緒に機を窺っているとセリカさんが言っていたわ。」
「フフ、自力で脱出するとは、さすがは”闘神の息子”だけはあるねえ?」
エオリアの説明を聞いたワジは静かな笑みを浮かべ
「ハハ、さすがはランディだよ………―――よし、それじゃあ国防軍が来ない内にそろそろ行こうか。」
ロイドは口元に笑みを浮かべた後提案し
「ええ。……あ。ドノバン警部とイリアさん……二人とも目を覚ましましたけど、どうしますか?」
「本当か……!?」
ティオの話を聞いたロイドは明るい表情をした。
「交代の兵士達もそんなすぐには来ないだろうし、会って話をしていく時間くらいはあると思うよ?」
「そうだな………それじゃあ2人に会ってから”メルカバ”に戻ろう。」
「わたしもお付き合いします。」
ワジの推測を聞いたロイドは頷いた後提案し、ロイドの提案にティオは頷き
「フフ、それじゃあ私は病院側の手伝いをしてくるから、面会が終わったらエニグマに連絡して。」
「フム、病人を混乱させそうなので私はここで待っているとしようか。」
「キーアもエオリアと一緒に病院の人達の手伝いをしているねー。」
「それじゃあ私は念のためにキーアちゃんの護衛をしておきますね。万が一国防軍が来ても全て私が撃退しますから。」
その後ロイドはワジとティオと共にドノバンとイリアに会う為に病室に向かい始めた……………
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