第108話
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ると聞いた事はあります。」
「それで10年後では既に運用している上、Xにまで進化している……という事ね。ねえねえ、キーアちゃん、ちょっとだけ見せてもらってもいいかしら?」
ティオの説明を聞いたエオリアは考え込んだ後キーアに尋ね
「うん、いいよー。……でも詳しく調べたりしないでねー。未来に影響する可能性が凄く高いし。」
尋ねられたキーアは自分が身につけているオーブメントを机の上に置き
「確かに未来のオーブメント技術を今の時代で知るのはとんでもない事ですね……」
ティオは苦笑しながらロイド達と共に机に置かれたオーブメントを見た。
「これは………」
「マスタークオーツが嵌めこまれてあるのは一緒ですが……し、しかし……」
オーブメントに嵌めこまれてあるクオーツを見たロイドは驚き、ティオは戸惑いの表情でオーブメントを見つめ
「マスタークオーツが二つ嵌めこまれてある上、全て合わせて10個のクオーツが嵌めこまれてあるなんて………」
「へえ?10年後ではさらに便利になっていそうだね。」
エオリアは驚きの表情で呟き、ワジは興味深そうな表情で言った。
「……あ。今気付きましたけど、キーアちゃんのオーブメントだと私達のオーブメントに嵌められてあるクオーツは対応していないんじゃないですか?」
その時ある事に気付いたリタは呟き
「あ………」
「確かに今まで新開発されたオーブメントは旧いタイプのクオーツは全て対応していませんでしたね。」
リタの言葉を聞いたロイドは呟き、ティオは複雑そうな表情で言った。
「うん、そうだよ。ランディなんか新しいのが出る度に『頻繁に新しいのばかり出して、エプスタインもいい加減にしろっつーの!毎回クオーツを買い直すこっちの身になりやがれ!もうこれ以上新しいのを出すのを止めさせろ、ティオすけ!』ってティオに愚痴を言っていたよー。」
「ランディさん………」
そしてキーアの話を聞いたティオはジト目になり
「ハ、ハハ……でも、そうか………そういえばどうしてティオはここに連れてこられたんだ?」
ロイドは苦笑した後ある事に気付いて尋ねた。
「……多分、マリアベルさんかアリオスさんの指示だと思います。支援課のメンバーは分断してそれぞれ別の場所で監視する……下手に一緒の場所に置いておくと団結してキーアに働きかねないと思われたんでしょう。……ただでさえ反乱分子であるヴァイスさん達もいつ反乱を仕掛けるか、わからない状況ですし………ヴァイスさん達とわたし達を合流させない意味もあったと思います。」
「なるほど……となるとエリィとランディもそれぞれ別の場所に居そうだな。」
ティオの説明を聞いたロイドは考え込み
「うーん、クロ
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