第108話
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りますね……………)……………ランディさんに今のキーアを会わすのが少し不安になってきましたね。」
「フフ、彼なら今のキーアを見た瞬間、ナンパを始めるんじゃない?」
ティオはジト目で呟き、ワジは静かな笑みを浮かべて言い
「た、確かに……………」
ロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。
「―――それと。未来のキーアが何故ロイドさんのファミリーネームを名乗っているのかが非常に気になるのですが……?」
(まさか、この男………)
そしてティオはジト目でロイドを見つめ、ラグタスは呆れた様子でロイドを見つめ
「ち、違うからな!?養子だろう、キーア!?」
見つめられたロイドは慌てた様子でキーアに尋ねたが
「ゼッタイ教えない!」
キーアは笑顔で答え
「ガクッ………」
「フフ、諦めて認めちゃえばいいのに。」
キーアの答えを聞いたロイドは肩を落とし、ワジは静かな笑みを浮かべ
「もしくはロイドさんが既に死んでいて、ロイドさんの意志を継ぐ意味でロイドさんのファミリーネームを名乗っているかもしれませんよ?」
「ちょっ、リタちゃん!縁起でもない事を言わないでくれっ!?」
からかいの表情で言ったリタの言葉にロイドは慌て
「アハハ……大丈夫だよ。ちゃんとキーアの時代のロイドも生きているよ。」
「ホ……………」
苦笑しながら言ったキーアの答えを聞いて安堵の溜息を吐いた。
「フフ……あ。そういえば………キーアちゃんの持っているエニグマって私達が持っているのと大分違うわね?」
「うむ。それに今まで見た事のないアーツを使っていたな。」
「もしかしてそれが未来で使われているオーブメント?」
その様子を微笑みながら見ていたエオリアはある事に気付き、ツァイトはキーアに視線を向け、リタは尋ねた。
「えっとね……キーアの時代のオーブメントは”ARCUS(アークス)X”っていうのが一般的に使われているんだー。」
「”ARCUS(アークス)”…………?」
「”ENIGMA(エニグマ)”ではないの?」
キーアの言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情をし、リタは尋ね
「確か……ラインフォルトと共同で開発している”ENIGMA(エニグマ)”と同じ第五世代戦術オーブメントだと聞いた事があります。何でも”ENIGMA(エニグマ)”と違って独自のさまざまな機能が搭載されてあるとか。」
「へえ?じゃあなんで実用化しないんだい?」
考え込みながら言ったティオの説明を聞いたワジは興味深そうな表情をして尋ねた。
「何でも適性が高くなければ、機能を発揮しないらしくて実用化には至っていないそうです。話に聞くところ、適性の高い方達が試験運用をしてい
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