第108話
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らに驚いた。
「……………そんな事が……………」
説明を聞き終えたティオは疲れた表情で溜息を吐いた。
「ああ………俺が望む事は2つだ。未だ見えていない真実をこの目で確かめること―――そしてみんなを解放してキーアを取り戻すことだ。」
「フフ、2つだけとか言いながらとんでもなく大変そうだけどね。」
「まあ、性分なのだろう。」
決意の表情で言ったロイドの言葉を聞いたワジは笑い、ツァイトは目を伏せて呟いた。
「ふふっ……それがロイドさんだから。―――わたしの心もロイドさんと同じです。支援課のメンバーとして……何よりキーアの保護者としてどうか連れて行ってください。」
「ありがとう、ティオ。遠慮なく力を貸してもらうよ。」
決意の表情で言ったティオの言葉にロイドは静かな笑みを浮かべて頷き
「まあ、そのキーア本人は”一応”今ここにいるのだけどねえ?」
ワジは口元に笑みを浮かべてキーアに視線を向け
「ワジ………お前な……」
「少しは空気を読んであげなさいよ……」
「クスクス………」
ロイドとエオリアは呆れた表情でワジを見つめ、リタは微笑み
「話の腰を折らないで下さい。……という未来のミントさん、何てとんでもない事をしでかしているんですか…………未来のキーアをわたし達の時代に連れてくるなんて………」
ティオはジト目でワジを見つめた後疲れた表情で溜息を吐いた。
「ティオ……未来のキーアに会いたくなかったのー?」
ティオの言葉を聞いたキーアは不安そうな表情で尋ね
「そんな事は絶対にありえませんっ!むしろ立派に成長したキーアを今この場で見れて感無量です……!」
尋ねられたティオは真剣な表情で声を上げて隣に座っているキーアを見つめた。
「えへへ、ありがとう♪」
ティオの言葉を聞いたキーアは嬉しそうな表情でティオの顔を豊満な自分の胸に抱きしめ
「うっぷ!?く、苦しいです……!……………というか、キーア。さっきから思っていたのですがちょっと成長しすぎじゃないですか?……今のキーア、セシルさんみたいにかなりのぐらまーじゃないですか……………」
抱きしめられたティオは呻いた後キーアから離れ、恨めしそうな目でキーアの豊満な胸を見つめて尋ねた後、溜息を吐いた。
「そうかなー?キーア、6年くらい前まではこの時代のティオと同じぺったんこで、胸が膨らみ始めたのは5年くらい前で、今の胸の大きさになったのは半年くらい前だよー?それに未来のティオだって胸が膨らんでいたよー?」
「キ、キーア!?」
首を傾げて呟いたキーアの言葉を聞いたロイドは顔を赤らめて声を上げ
「(……………10年後のわたしが一体どこまで育っているのか非常に気にな
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