第108話
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そうな表情のロイドが一歩前に出てティオを見つめたその時
「……ロイド………さん………」
ティオは涙を流して呟き
「ロイドさんっ………!!」
嬉しそうな表情でロイドに抱き付いた!
「うぐっ……(きょ、胸甲が……)」
ティオに抱き付かれたロイドはティオが身につけている胸甲を押し付けられて呻き
「う、羨ましい……!私ならいつでもオッケーなのに!!」
「落ち着いて下さい、エオリアさん。」
エオリアは羨望の目でロイド達を見つめて叫び、リタは苦笑しながら諌めた。
「い、今までどこに………!拘置所に捕まってるって聞いて……!……だ、脱走して軍の人達に追われてるって……ど、導力ネットで、見かけて……!わ、わたし……ヒック………ずっと心配で…………っ!」
「ティオ………」
泣きながら呟いたティオの言葉を聞いたロイドは複雑そうな表情をした後ティオの頭を撫で始めた。
「……ゴメン。心配させちゃったみたいだな。でも、もう大丈夫だから。ツァイトやワジの助けを借りてクロスベルに戻ってきたから……それにエオリアさんやリタ、キーアが力を貸してくれることになったから……だから……安心してくれ。」
「……ううっ………グス……………?え……………今、キーアの名前がありませんでした?」
口元に笑みを浮かべて言ったロイドの言葉を聞いたティオは涙を流した後ある事に気付いて呆けた表情をした後、ロイドから離れて驚きの表情でロイドを見つめて尋ね
「ハハ……かなり驚くと思うけど、そちらの女性がキーアだよ。」
尋ねられたロイドは苦笑しながらキーアに視線を向けた。
「…………え……………キ、キーア…………なんですか………?た、確かに顔や雰囲気はキーアそっくりですけど……………キーアのお母さんかお姉さん……なんじゃないですか?」
キーアを見つめたティオは信じられない表情で呟き
「ハハ、普通に考えたらそっちの方が正しい答えに思えるよな……」
「えへへ……キーアはキーアだよ♪」
ティオの言葉を聞いたロイドは苦笑し、キーアは無邪気な笑顔を浮かべてティオを見つめた。
「――――その声、その笑顔……!で、でも………どうしてクロスベル市にいるはずのキーアがロイドさん達と一緒に…………そ、それ以前に………何でそんなに育っているんですか……!?」
キーアに見つめられたティオは驚いた後混乱し
「フフ、ロイドさんと一緒の反応だね。」
「まあ、普通に考えてありえない事だものね……」
ティオの様子を見たリタは微笑み、エオリアは苦笑していた。その後ロイド達は病院の寮の食堂で今までの経緯やワジやツァイト、キーアの事を説明した。なお、その際ツァイトが人間の言葉を話している事にさ
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