外伝〜太陽の聖女〜
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たらいなくなるかはわからないけど。」
溜息を吐いて言ったロイドの言葉にワジは頷いた。
「………ふむ。どうやらこの病院内にティオがいるようだな。」
するとその時黙り込んでいたツァイトがロイド達に言った。
「な……!?」
「ティオちゃんが!?」
「あら…………」
ツァイトの言葉を聞いたロイドとエオリアは驚き、リタは目を丸くし
「…………………」
キーアは真剣な表情で黙って病院を見つめ
「マジかい……?」
ワジは真剣な表情でツァイトに尋ねた。
「うむ、微かに匂いを感じる。それ以外の支援課のメンバーはいないようだが。」
「ま、まさかティオ……あれからどこかでケガを負って入院を……?」
「ふむ、そこまでは私の鼻でもわからぬが………さすがに少々心配だな。」
「くっ、一体どうしたら……」
ツァイトの話を聞いたロイドは唇を噛みしめて考え込み
「こうなったら一瞬で近づいて私が兵士達全員を増援を呼ぶ隙も与えないで麻酔薬で眠らせて……!」
「落ち着いて下さい、エオリアさん。」
エオリアは懐から短剣や薬品を出して真剣な表情で兵士達を睨み、その様子を見たリタは諌め
「……少し裏技になるけど。ここで兵士たちと交戦しても増援を呼ばれずに済むかもしれない。」
ワジはロイド達に提案をした。
「ほ、本当か!?」
「ふむ、何やら手立てがあるようだな?」
提案を聞いたロイドは驚き、ツァイトは尋ねた。
「フフ、まあね。どうする、ロイド?」
「……言うまでもない。すぐにでも仕掛けよう。何としてもティオの様子を確かめないと……!」
「うむ、やるか。」
「キーアもがんばる!」
「ええ!そしてティオちゃんを思いっきり抱きしめましょう!」
「主旨が変わっていますよ、エオリアさん……」
ワジに尋ねられたロイドやツァイト、キーアとエオリアは返事をし、エオリアの返事を聞いたリタは苦笑していた。
「それじゃあ電光石火でケリを付けるとしようか。」
そしてロイド達はウルスラ病院に向かって行った……………
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