外伝〜太陽の聖女〜
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「なに……!?」
「へっ!?」
そして微笑みながら言ったキーアの話を聞いたツァイトとロイドは驚き
「あら……」
「まあ……」
「へえ?一体誰なんだい?」
リタとエオリアは目を丸くし、ワジは興味深そうな表情をして尋ねた。
「えへへ、それは秘密だよー。未来をみんなに教えたらダメだしー。………でもね。”ウルスラの聖女”は近い内、ロイド達に力を貸してくれることになるよ♪それにツァイトならすぐに気付くと思うよ♪」
「フム……………」
(一体誰の事なんだ………?)
(ロイド達の知り合いでイーリュン教の信者といえば、”彼女”だけど………まさか”彼女”がウルスラの末裔で、ロイド達に力を貸すのかな?)
キーアの説明を聞いたツァイトやロイド、ワジは考え込み
「それより”四大聖女”っていう呼び名も凄く気になるんだけど………」
「呼び方からして四人の”聖女”がいるんだよね?」
エオリアは苦笑しながらキーアを見つめ、リタは尋ねた。
「うん………”癒しの聖女”。”ウルスラの聖女”。”漆麗の聖女”………そして”太陽の聖女”――――キーアがみんなから”四大聖女”だなんて言われているんだー。」
「なっ!?キ、キーアが”聖女”……!?」
「まあ、”教団”からは”御子”と呼ばれていたのだから”聖女”の称号が付く事も十分にありえる事だが………」
そしてキーアの説明を聞いたロイドは驚き、ツァイトは納得した様子で呟いた。
「フフ、それにしても”太陽の聖女”か。キーアちゃんにピッタリな二つ名なんじゃないのかしら?」
「キーアちゃん、エステルのようにいつもお日様みたいだものね。」
「確かにそうだね。キーアはいつも周りの雰囲気を明るくしていたからね。」
エオリアとリタは微笑み、ワジは口元に笑みを浮かべ
「ああ……………さすがは俺達のキーアだな。」
ロイドは頷いた後静かな笑みを浮かべてキーアを見つめ
「えへへ………キーアはキーアがみんなにできる精一杯の事をしているだけだよー。」
見つめられたキーアは嬉しそうな表情で笑いながら言った。その後ロイド達は病院の近くに到着した。
(あれは……!)
病院の近くまで来たロイドは病院の出入り口付近にいる国防軍の兵士達を見て厳しい表情をした。
(国防軍の部隊が……)
(警備中かな……?タイミングが悪かったね。)
(それにしてもどうして病院に戦力を割いているのかしら……?)
兵士達を見たロイドとワジは真剣な表情になり、エオリアは考え込んでいた。
「……さすがにここで国防軍に見つかるわけにはいかないか。」
「まあ、避けた方が無難だろうね。もっともいつになっ
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