外伝〜”碧の巫女”キーア・バニングスとの邂逅〜
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イドの様子を見たギレゼルは陽気に笑い、ルファディエルは苦笑し
「えへへ………―――――”キーア・バニングス”。それが”今のキーア”の名前だよ♪」
キーアは無邪気な笑顔を浮かべて改めて名乗った。
「………………………」
キーアの名前を聞いたロイドは全身が石化したかのように固まり
「え”。」
そして呆けた声を出した。
「まあ………」
「ほう………?」
一方リタは目を丸くし、ツァイトは興味深そうな表情をし
(おおおおおおっ!?衝撃の事実!まさか未来のロイドにはロリコンの属性も追加されるのか!?)
(…………………さすがにそれはないと思うわよ………?大方ロイドが養子にしたのだと思うけど……………)
ギレゼルは興奮し、ルファディエルは大量の冷や汗をかいて呟いた後表情を引き攣らせながら呟き
「アハハ!これはとんでもない事実じゃないか!いや〜、まさかロイドがロリコンだったなんてねぇ?なんせ幼い頃からあれだけ好かれているのだから、落とすのもさぞ簡単だったろうね♪今までそのつもりで育てていたとは……さすがはルファディエルさんの愛弟子だけあって策士だねえ?」
「見損なったわよ、ロイド君………まさかそのつもりで今までキーアちゃんを育てていたなんて………」
ワジは声を上げて笑った後からかいの表情でロイドを見つめ、エオリアは蔑みの表情でロイドを見つめた。
「人聞きの悪い事を言うな、ワジっ!!それと誤解しないで下さい、エオリアさん!俺は純粋に”保護者”としてキーアを育てているんですから!!」
ワジやエオリアの言葉を聞いたロイドはワジを睨んだ後慌てた様子でエオリアに説明し
「でも実際キーアちゃんはロイドさんのファミリーネーム―――”バニングス”を名乗っていますよね?その事についてはどう説明するつもりなんですか?」
「養子だ、養子!俺がキーアと結婚するなんて絶対にありえないから!」
リタの疑問を聞いたロイドは必死の表情で叫んだ。
「………………………やっぱり”この時代のロイドも”オトメ心がゼンゼン、わかっていないね。出会った時からずーっとロイドの事を大好きなキーアだってロイドと結婚する可能性は十分あるのに。」
一方ロイドの叫びを聞いたキーアは真剣な表情でロイドを睨んだ後、頬を膨らませてロイドを睨み
「アハハ!”この時代のロイドも”という事は10年後のロイドも性格はこのままってワケだ?」
「やれやれ………何年経っても鈍感は治らないのだな……」
キーアの言葉を聞いたワジは笑った後口元に笑みを浮かべ、ツァイトは呆れ
「キーア!?キーアの”大好き”は”家族としての”意味で、キーアは俺の養子なんだろう!?」
キーアに睨まれたロイドは
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