外伝〜”碧の巫女”キーア・バニングスとの邂逅〜
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「まさか時空を自由自在に駆ける事ができる上、”対象者の時の流れを自由自在に操る事が出来る”存在がいるとは………」
エオリアは驚きの表情で呟き、ツァイトは信じられない表情で言った。
「けどこれならキーアちゃんに色々と聞きたい事やこれから起こる事とか聞けるんじゃないですか?何せ”未来”から来ているのですから当然、現在のキーアちゃんの状況や今後起こる出来事も知っているでしょうし。」
「!!……キーア、色々と聞きたい事がある。話してもらえないか?」
そしてリタが呟いた言葉を聞いたロイドは目を見開いた後真剣な表情でキーアを見つめて言った。
「……………………………ゴメンなさい………未来の出来事を話す事や”この時代のキーア”の状況、そして”キーア”が何を考えていたのか話す事はできないの。……キーアがこの時代に来るとき、絶対に話さないという約束をミントとしているの………”過去の人達”に未来に影響を与えるような事を話す事は禁じられている事だし……………」
ロイドの言葉を聞いたキーアは複雑そうな表情で考え込んだ後、申し訳なさそうな表情で答え
「………けど、それならどうしてわざわざ未来から来たんだい?”未来のキーア”が僕達の時代にいる時点で既に歴史の流れは大きく変わっていると思うけど。」
キーアの答えを聞いたワジは真剣な表情でキーアに尋ねた。
「………それが”歴史の流れ”だから。キーアがこの時代に来た理由の一つは歴史の流れを守る為。」
「ふむ……という事は今私達の目の前にいる”キーア”が”この時代のキーア”だった時も”未来のキーア”が現れたという事だな……」
キーアの答えを聞いたツァイトは重々しい様子を纏って呟き
「それに………キーアは”償い”をしたかったの………たくさんの人達に迷惑をかけてしまった罪の”償い”を……………」
「キーアちゃん……………」
「………………………もしかして未来のキーアがイーリュン教に入信しているのも、その”償い”が関係あるのか?」
辛そうな表情で言ったキーアの言葉を聞いたエオリアは静かな表情でキーアを見つめ、ロイドは複雑そうな表情で黙り込んだ後尋ねた。
「うん……………それにね。キーアはロイド達の力になりたかったの。ロイド達、ずっとキーアを守ってくれたから、今度はキーアがロイド達を守りたいの……!」
尋ねられたキーアは頷いた後静かな口調で答え、決意の表情でロイドを見つめた。
「キーア………………」
キーアの答えを聞いたロイドは驚き
「キーア、イーリュン教の信者だから攻撃はできないけど、みんなの傷を回復したり守ったりすることはできるよ!キーアは”イーリュン教の信者”として……そして”キーア”の力をジャマして、無効化する事くらいしかロイ
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