5章〜特務支援課復活〜 第107話
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「っと、そうだ。エオリアさん、リタちゃん。局長達がクロスベルのどこに潜伏しているとかわかりますか?」
その時ある事を思い出したロイドはエオリア達に視線を向け
「あら、どうしてそんな事を知りたいのかしら?」
ロイドの質問を聞いたエオリアは不思議そうな表情をしていた。
「………国防軍からクロスベルを取り返すには局長達――――”六銃士”や”六銃士派”の人達の力は必要不可欠ですから。」
エオリアの言葉を聞いたロイドは考え込んだ後答え
「確かにクロスベル市に攻め入る時、”六銃士”や”六銃士派”の警備隊員や警官達の力は必要だね。」
ロイドの答えを聞いたワジは納得した表情で言った。
「私はセリカさんやワジ君達と共にクロスベルを脱出して、その日以降クロスベルに訪れた事はないから詳しい場所までは知らないけど…………通信で連絡を取り合ったセリカさんによるとギュランドロス司令、ルイーネ一佐、パティルナ中尉と警備隊員はガレリア要塞跡周辺に、エルミナ大尉はミレイユ三尉と共にマインツ方面に、そしてヴァイスハイト局長とアル警視や警官達は”ラギール商会”や襲撃の時に現れた協力者達、そしてエルファティシアさんと共にアルモリカ方面に潜伏しているらしいわ。」
「そうですか………(”ラギール商会”………という事はリーシャも恐らくアルモリカのどこかに………)」
エオリアの答えを聞いたロイドは考え込み
「というか通信って一体どんな方法で取り合っているんだい?さすがにエニグマではそんな長距離で連絡を取り合うなんて無理だろう?」
ワジは不思議そうな表情で尋ねた。
「それが……メンフィル領で発掘された通信用の”古代遺物”やそのアーティファクトを元に開発した通信用端末を使っているそうよ。」
ワジに尋ねられたエオリアは苦笑しながら答え
「ええっ!?」
「やれやれ………僕の立場からしたら見逃せない話だけど、メンフィルには”盟約”を盾にアーティファクトを回収できないからな………」
「フム………しかしいくら本物があるとはいえ、アーティファクトに似た物を開発するとは異世界の技術はすざましいものだな………」
「そうですか?私からしたら私達の世界と違って、科学的な技術が発展しているゼムリア大陸の技術も十分凄いと思いますが……」
エオリアの答えを聞いたロイドは驚き、ワジは疲れた表情で溜息を吐き、ツァイトは重々しい様子を纏って呟き、リタは首を傾げていた。
その後ロイド達はそれぞれの準備を始めた……………
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