103話 雪崩
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」
「何の話だよ?!」
薄目を開いたククール。すぐガクッと眠りに落ちる様子って、かなり消耗してるんだろうけど。トウカを見て朝ご飯は要らないって、何の夢を見ているのやら。妙に幸せそうだから……夢でも叶えてるんだろうか、これこそ夢の中で。
「布団をかけ直して、ククールは寝かしておこう。大丈夫そうだし」
背後にいる大きな犬があくびをした。この犬について何にも知らないけどなんとなく彼……彼女?……ちょっとそこまでわからないけど……がいれば大丈夫だと思うし。
「まぁ、そうだね」
ククールが庇ってくれたからお礼を早く言いたいのにな、と零しつつトウカは自分にかけられていた布団をククールにバサりと被せて一緒に部屋から出た。
そういえば、雪崩に向かってベギラゴンを唱えようとしたのにやっぱり間に合わなかったな。ゼシカのメラゾーマも間に合ってなかったみたいだけど、誰か雪崩を見てとっさに判断出来た人っていたのかな。トウカも無理だったみたいだ……し……?ってさっきトウカが言ったのは。
ククールがトウカを庇った?あの一瞬に?流石はと言うか……いやはや。
・・・・
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