ニャア!!
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ら問題ないはずなんだが・・・
「お前はほとんど女でカウントされてるから、ちゃんと隠してよ」
「なんだと!?」
失礼な物言いに腹が立ったため、彼に向かってわざと足音を立てて歩み寄っていく。
「レオンは男って見てくれてんじゃなかったの!?」
「俺はそうだけど、周りの目も気にしないとな」
彼は初対面で唯一俺のことを男とわかってくれた人物だったのに、最近はその時の感じがほとんどない。これが流されやすい性格という奴なのか。
「こっち向け!!」
「うおっ!!やめろ!!着替えてんだろ!!」
こちらを見向きもしないまま本日の衣装に袖を通していく彼の腕を引っ張る。ただ、彼の方が断然力があるため、全くこちらを向けさせることはできないが。
「こっちを・・・うわっ!!」
「いっ!?」
だが、なんか悔しかったので意地でもこちらを向かせようと力を入れたところ、足元が靴下だったこともあり、滑って転倒する。レオンのことも巻き込んで。
「危ないからやめろって言ったじゃん」
「理由を変えるな!!」
着替えてるからやめろっては言ってたけど危ないからとは一言も言っていない。俺は騙されないぞ!!残念なことに。
ガチャッ
「どうしたの!?」
「なんかすごい大きな音が・・・」
転んだ時に扉の向こう側に聞こえるほどの音が響いていたようで、心配したウェンディとシェリアが扉を開き中に入ってくる。だが、彼女たちは俺たちの顔を見るなり唖然とし、立ち尽くしていた。
なんで彼女たちがそうなったのかわからずキョトンとしているレオンと俺。だが、すぐにその理由がわかった。
上半身裸で押し倒されている格好の俺と服半脱ぎ状態で上に乗っかっているレオン。彼女たちの頭の中では、たぶんありもしない妄想が流れているんじゃないだろうか?
「レオン!!」
「何やってるの!?」
「え?俺なの?」
怒りで顔を赤くして上に跨がる金髪の少年に向かって声を張り上げる。だが、彼は自分に非がないため、二人の反応に驚愕している。
「なんであたしじゃなくてシリルなの!?」
「シリルは失敗してても男の娘なんだよ!!」
「失敗って何!?」
想像もしていなかった展開に気が動転しているらしく、訳のわからないことを発している少女たち。特にウェンディの口からいい放たれた失敗っていうのが気になる。あれか?生まれてくる性別を間違えたとでも言いたいのか?
「ちょっと待て。俺は絶対悪くない!!」
「ウソ!!」
「シリルに如何わしいことしようとしたんでしょ!?」
「誰がするか!!」
立ち上がり、後ずさりしていく氷の神に天空の竜と神が迫っていく。反撃に出れば簡単なのだろうけど、さすがに彼女たちを傷付けるわけにはいかないと手を出せないでい
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