ニャア!!
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ニャさん。でもなんでだろう?エルザさんは確かに重要な人物ではあったけど・・・
「せっかくカグラが毎日「姉さん」って言う練習してたのに」
「「!!」」
そういえば、カグラさんとエルザさんは同郷の中だって言ってたな。そのため、カグラさんはエルザさんのことを姉のように慕っており、大魔闘演武後の打ち上げでは彼女のことを姉さんと言ってたのが記憶にある。
「部屋の壁にエルザの写真貼っててそれに向かってね――――」
プライベートなんか一切ないと言わんばかりにカグラさんの練習風景を語っているアラーニャさん。もし彼女がこの場にいたら、この人の口をなんとかして封じようとしてひと悶着あったんだろうな。
「ねぇ、今日はどんな服を着ればいいの?」
いつまでも終わりそうにないアラーニャさんの暴露話に割って入ったのは、赤紫色の髪をしたビックテールの女の子。やっと本題に移れそうなので、俺とウェンディはホッとしていた。
「今日は好きな奴でいいよ。昨日は大変だっただろうし」
今日は一体何を着させられるのか、アラーニャさんの後ろからレオンが睨み付けるように彼女の言葉を待っていると、そんなありがたいことを言ってくれるので俺とレオンはパッと笑顔になった。
「でも二人は女の子の服は着てね。後でカグラに怒られちゃうから」
「大丈夫です!!」
「変な服じゃなければ」
一応カグラさんからある程度の指示は出ていたらしい。でも昨日の最後に言っていたメイド服やら着物やらじゃなくてよかった。それだけが気掛かりだったから、ひと安心だな。
そんなことを思いながら貸してもらった服に着替えるため、更衣室の奥にある部屋へと入っていく。
「そういや、明日ビーチ借りて何する気なんだ?」
上着を脱ぎかけているところで、上半身裸になっているレオンが明日についての質問をしてくる。
「そういえば聞いてなかったね」
言われてみると、彼女たちがなぜあそこまで反応したのかわからない。夏だから海を楽しみたいだけなのか、はたまた何かがあるのか。それは俺の知るところではない。
「明日になってのお楽しみでいいんじゃない?」
「そりゃそうなんだが・・・」
俺の言葉に対し、何か言いたげな表情のレオン。なので俺は脱いだ服を籠の中にしまうと、彼の方へと向く。
「何?何かあるなら言ってよ」
「やっぱりさぁ・・・」
背を向けていた格好になっていたレオンがこちらに振り返る。しかし、彼は俺の顔を見るやすぐに固まってしまっていた。
「お前・・・頼むから何か着てからこっち向けよ。俺が殺されるだろ」
「誰に殺されるんだよ・・・」
頭を掻きながら何事もなかったかのように背を向け直した少年の言葉に首を傾げる。今俺は上半身裸だけど、男同士なんだか
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