第104話
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達は悲鳴を上げて後ずさった!
「ふ、ふざけるなっ!新生クロスベル国防軍が幻獣ごときに屈して―――」
その時隊長は怒りの表情で白き巨狼の前に来て銃を構えたがなんと巨狼は口を大きく開けて隊長を口の中にいれた!
「………ぇ……………」
「……………ぅぁ……………」
それを見た兵士達は信じられない表情をし、巨狼は口の中にいれた隊長を吐き出した!
「……………………………」
吐き出された隊長は地面に膝をついて黙り込み
「―――さて。同じ事を言おうか?」
黙り込んでいる隊長に巨狼は尋ねた。すると
「…………その必要はない………撤収――――ッ!!」
「うわああああああああああああっ!!」
「め、女神さまああああああああっ!!」
隊長は兵士達と共にロイド達から悲鳴を上げながら逃げ去って行った!
「…………………………」
その様子をロイドは呆けた表情で見つめ
「おーおー、ほれぼれするぐらいの逃げっぷりだな。」
「まあ、”あんな事が”目の前で起こったら大抵の者達は恐怖心を抱くわよ。」
ギレゼルは口元に笑みを浮かべ、ルファディエルは苦笑していた。
「フム、さすがに驚かせてしまったか。この姿に戻ったのは久しいゆえ、いささか加減がわからぬな。」
その時白き巨狼はロイド達に近づいて呟き
「……言いたいことは色々あるんだけど………とりあえずこれだけは言わせてくれ。」
「フム、なんだ?」
武器を収めて溜息を吐いて言ったロイドの言葉を聞いてロイドに視線を向け
「―――ツァイト!さすがにタイミング良すぎだろ!?」
視線を向けられたロイドは白き巨狼――――ツァイトを見つめて叫んだ!
その後ルファディエルとギレゼルを自分の身体の中に戻したロイドはツァイトの背に乗り、ツァイトはどこかに向かい始めた…………………
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