第103話
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グズグズしてる暇はあんのか?」
「僕の事も気にする必要はない!今までマクダエル先生達に迷惑をかけたこんな僕が君やエリィ達の力になれるのなら……本望だ。」
「………………………」
ガルシアとアーネストの言葉を聞いて黙り込んだ後ガルシア達に背を向け
「―――ありがとう、ガルシア、アーネストさん。立場上、あんた達の脱走を歓迎する事はできないけど………二人とも、どうか無事でいてくれ。」
複雑そうな表情になった後口元に笑みを浮かべて言った。
「ハッ……無用な心配ってモンだぜ。」
「フフ、これでもかつてはマクダエル先生の護衛も務めていたんだ。そう簡単にやられるつもりはないよ。」
ロイドの言葉を聞いた二人はそれぞれ口元に笑みを浮かべて答え、ロイドはルファディエルとギレゼルと共に去って行った。
「……ロイド・バニングス……あの野郎の弟か。なかなか良い面構えになってきたじゃねえか。」
「フフ……エリィも彼のような誠実な男性と恋仲になれて幸せだろうな………」
ロイド達が去るとガルシアとアーネストはそれぞれ口元に笑みを浮かべて言った。するとその時
「いたぞ……!」
「絶対に逃がすな!」
拘置所や警察学校から国防軍の兵士達が次々と現れて二人に向かっていた。
「クク、地の利は十分だ……言っておくが、ヤバくなっても助けるつもりはないからな?」
「ああ。元々僕は最後の最後まで戦い抜くつもりだ……!」
「クク、ならいい。……………おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
兵士達を見たガルシアは好戦的な笑みを浮かべてアーネストに呟いた後クラフト――――――絶倫攻で自分の身体能力を上昇させると共に膨大な闘気を纏った!
「この”キリングベア”の鉄拳、存分に味わってもらおうかあッ!」
「今まで迷惑をかけたマクダエル先生やエリィ達へのせめてもの償いの為に………一人でも多く足止めさせてもらうぞっ!!」
そして二人はそれぞれ決意の表情で叫び
「「おおおおおおおおおおおおおおおっ!!」」
それぞれ叫びながら向かって来る多くの兵士達との戦闘を開始した!
〜ノックス森林道〜
「ハアッ、ハアッ………」
ルファディエル達と共に森林道に出たロイドは息を切らせて立ち止まって、警察学校の方向に振り向いて見つめ
「……女神達の加護を。」
その場で祈りを捧げ、そして振り向いた。すると周囲にはなんと”プレロマ草”があちこちに咲いていた!
「『プレロマ草』がここまで………俺が捕まっていた間に咲き始めたってことか……もしかしてキーアにも関係しているのか?」
「下手をすれば”幻獣”と出会う可能性も出てくるわね……」
周囲の状況を
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