第103話
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ているじゃねえか!」
ロイドの言葉を聞いたアーネストは静かな笑みを浮かべ、ルファディエルは微笑み、ギレゼルは陽気に笑い
「……フン、開き直りやがったな。いいだろう……とっとと抜け出すぞ!」
ガルシアは口元に笑みを浮かべた後、ロイド達を促した。その後ロイド達が襲い掛かってくる兵士達を蹴散らせながら、しばらく進むと、数人の兵士達や軍用犬達がシャッターを閉めた状態の出入り口付近に集結していた。
「―――脱走者は5名!元マフィア幹部のガルシアと元市長秘書アーネスト、支援課のバニングスとバニングスに従う異種族2人と思われる!国防軍の誇りにかけて絶対に拘置所から出すな!」
「イエス・サー!」
隊長の言葉に兵士達が答えたその時
「ハッ……誇りときたか。」
嘲笑するガルシアと共にロイド達が近づいてきた!
「なっ……!」
「も、もう降りてきたのか!?」
ロイド達を見た兵士達は驚き
「悪いけど……ここは押し通らせてもらう!」
「クク、その誇りとやらを見せてもらおうじゃねえか?」
「ロイド君の脱走は命をかけてでも成功させる!」
「練度の低い兵士では数を揃えても無駄な策である事を教えてあげるわ!」
「くかかかかっ!その誇りとやらが我輩のような悪魔に通じるかな?」
ロイド達はそれぞれの武器を構え
「くっ……かかれ!」
ロイド達の行動を見た隊長は唇を噛みしめた後号令をかけ、兵士達は突撃した!しかしその時!
「エニグマ駆動!ダークマター!!」
「うわああああああああああああっ!?」
ルファディエルが発動したアーツによって一箇所に固められ
「闇に呑まれちまいなぁっ!ティルワンの闇界!!」
「ぐああああああああああっ!?」
続くように放ったギレゼルの魔術を受けて苦しんだ。
「うおおおおおおおおおおおお……………ハアッ!!」
そしてロイドはクラフト――レイジングスピンで敵すべてを引き寄せてダメージを与え
「オラアッ!!」
「ぐがっ!?」
「ぎゃっ!?」
ガルシアはクラフト―――――大回転旋風脚を放って兵士達全てを気絶させた!
「これで……決めさせてもらう!」
一方アーネストは剣を地面に刺して魔法陣を展開し
「ハアッ!!」
剣に闘気を流し込んで叫び
「ギャン!?」
アーネストの剣を伝わって足元から発生した闘気の剣―――――アーネストのSクラフト――――神楽剣に貫かれた軍用犬達は悲鳴を上げて絶命した!
「ふう………何とかなったか。しかしアーネストさんも凄かったけど………ガルシアはやっぱり凄まじい戦闘力だな。ランディや赤い星座のボスも相当なものだったけど……」
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