第102話
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ガルシアの言葉を聞いたロイドは唇を噛みしめてガルシアを睨んだ。
「今の声は………もしかしてロイド君かい?そうか、この騒ぎは君が……」
その時聞き覚えのある青年の声が部屋から聞こえてきた。
「んあ?この声は………」
声を聞いたギレゼルは首を傾げ
「この声……もしかしてアーネストさんですか!?」
ロイドは驚いた後声が聞こえた部屋に近づいて尋ね
「………元市長秘書か。そういえばここに入っていたんだったな。」
(…………………アーネストか。現在の今の状況では即戦力として使えるレベルだけど…………)
ガルシアは静かな口調で呟き、ルファディエルは考え込んでいた。
「ロイド君がここに入れられたと聞いた時は驚いていたけど……はは、また会えて嬉しいよ。」
「よかった……その様子だと、もうグノーシスはほとんど抜けているみたいですね。」
「ああ、おかげさまでね。君達には本当に申し訳ない事を……いや、今はやめておこう。どうやらそんな状況でもなさそうだ。罪を償ってここを出たら、改めて、君やエリィ達に謝罪をさせてもらいたいと思ってる。どうか、今は構わず行ってくれ……女神の加護を祈っているよ。」
「……ありがとうございます。」
アーネストの言葉を聞いたロイドは静かな笑みを浮かべた。
「――――アーネスト。貴方、脱走の手助けや脱走未遂の罪が増えてでもロイドの脱走を手助けするつもりはあるかしら?」
するとその時ルファディエルは静かな口調で尋ね
「お?」
「ほう?」
ルファディエルの質問を聞いたギレゼルとガルシアは興味深そうな表情をし
「ル、ルファ姉!?」
ロイドは驚いた。
「………ロイド君を脱走させる手助けができるならどれだけ罪が重くなろうと構わないさ。僕もできる事なら彼を手助けをしてあげたいけど………だけど例えここを出られても剣がなければ…………」
「そう……………その答えを聞けて何よりよ。今、扉を破壊するから下がっていなさい。」
「あ、ああ……」
「――――炸裂せよ、イオ=ルーン!!」
そしてアーネストの返事を聞いたルファディエルはアーネストに警告した後魔術でアーネストがいる部屋の扉を破壊した!
「―――これを使いなさい。」
扉を破壊したルファディエルは異空間から剣――――”アーナトス”を取り出して、破壊された扉に驚いているアーネストの前に投げ捨て
「ああ………!ロイド君、僕でよければ力にならせてくれ……!」
驚いていたアーネストは目の前にある剣を拾ってロイド達に近づいて決意の表情で言い
「ありがとうございます……!」
アーネストの言葉にロイドは明るい表情で答え
「クク………元市長秘書の罪
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