第27話
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その後アルト通りに到着したリィン達はエリオットの実家が近くにあると聞き、実家にいるエリオットの姉に挨拶する為にエリオットの家に入った。
〜アルト通り・クレイグ家〜
「うわ〜、久しぶり……」
実家に戻ったエリオットは懐かしそうな表情をした。
「ここがエリオットの家か……」
「中々良いお家ね。」
「あら、お客さんかしら〜……はいはい、ただいま〜……」
エリオットやマキアス、レンの声に気付いたのか、のんびりした声が聞こえ、2階から女性が降りてきた。
「ふふ、お待たせしまし……えっ――――」
リィン達に微笑んだ女性は呆け
(この女性は……)
(……エリオットにそっくり。)
(うふふ、エリオットお兄さんに髪が伸びて成長すれば、瓜二つになるのじゃないかしら♪)
女性の容姿がエリオットと非常に似ている事にリィンとフィーが目を丸くしている中、レンはからかいの表情で呟いた。
「(ちょっとレン、それってどういう意味……?)え、えっと……―――ただいま、姉さん。」
「……………………エリ、オット…………?」
エリオットに微笑まれた女性は呆けた後エリオットに駆け寄ってエリオットを強く抱きしめた!
「―――エリオット!」
「わわっ!?」
女性に抱きしめられたエリオットは驚き
「ほう……」
その様子をラウラは興味ありげな表情で見守っていた。
「まあまあ、本当にエリオットだわ!まさかこんなに早く会える日がくるなんて……!ああっ女神様!心から感謝します……!」
「ちょ、ちょっと姉さん!みんなが見てるってば〜!」
(はは……随分と姉弟仲がいいみたいだ。)
(……確かに羨ましいくらいだな……)
嬉しそうな表情でエリオットを抱きしめている女性と慌てている様子のエリオットの様子を微笑ましく見守っていたリィン達はその後ソファーに座って互いの自己紹介を始めた。
「―――エリオットの姉のフィオナ・クレイグです。みなさんには、弟がとてもよくしてもらっているそうで……お会いできてとっても嬉しいわ。」
「いえ、こちらこそ。」
「よく気の回るエリオットには何かと助けられている。」
女性―――フィオナに微笑まれたリィンとラウラはそれぞれ答え
「あ、ああそうだな。」
「……マキアス、何だか照れてる?」
「クスクス、フィオナお姉さんって、エリオットお兄さんみたいに美人さんだものね♪」
干照れている様子のマキアスに気付いたフィーは尋ね、レンはからかいの表情で指摘した。
「そ、そういうわけじゃ……!」
「ちょっと、レン!?今、さり気なく僕を女の子扱いしたよね!
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