機動戦艦ナデシコ
1417話
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してないんだが。
「そうだ。じゃあ、これからそっちに行くから、人目に付きにくい場所で待っててくれ、勿論3人纏まってな」
その言葉に白鳥が頷き、通信が切れる。
「そういう訳で、これからちょっと出掛けてくるから食事の準備をしておいてくれ」
「任せてやー。やっぱり食事は大人数でないとなー」
「仕方がないわね。分かったわ。こっちも準備しておくから、さっさと連れてきなさい」
食事担当の2人がそう告げ、俺は早速空間倉庫から追加の材料を幾つか出しておく。
冷蔵庫に材料は入ってるけど、一応念の為だ。
それが終わると、影のゲートを使おうとし……ふと、神楽坂へと視線を向ける。
「そうだな、ついでだ。神楽坂も一緒に来い」
「え? 私!? ちょっ、何でよ! そもそも、何で私を今回の件に連れてきたの!?」
「今更か? そうだな、理由は幾つかある。神楽坂がシャドウミラーのざつよ……色々な部署を担当しているとか」
「……あんた今、雑用って言おうとしなかった?」
ジト目でこっちを見てくる神楽坂の視線をスルーし、言葉を続ける。
「他にも前に木連の連中がやってきた時に案内役を務めて貰って向こうと面識があるとか、生身での戦いではシャドウミラー基準である程度の強さを持っているとかあるしな」
シャドウミラー基準でのある程度というのは、生身での戦いに関しては他の世界で圧倒的な実力を持っている事を意味している。
Fate世界とかが入ってくれば話は別だが。
「……他には」
「そうだな、エリナと近衛は料理をする必要があるけど、神楽坂は料理出来ないだろ?」
「ちょっ、簡単な料理くらい出来るわよ!」
「目玉焼きとか、ゆで卵とか、カップラーメンとか、インスタントラーメンとか、レトルト食品とか、冷凍食品は料理って言わないんだぞ?」
「ぐっ!」
「それに……まぁ、俺はお前と一緒にいると楽しいしな」
そう告げると、何故か神楽坂の頬が薄らと赤くなり、同時にエリナの頬も薄らと赤くなる。……現象としては同じだけど、何故か雰囲気は正反対なのは俺の気のせいだろうか?
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