機動戦艦ナデシコ
1417話
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で見る必要が出てくるだろう。
俺は交渉役じゃないから、そこまで熱心には見ていないが……エリナは交渉役として今回一緒に来ただけに、ゲキガンガーを最初から最後までみたのだろう。
その上で、やっぱり共感出来ないというのであれば、根本的に木連との交渉役に向いていないのだろう。
「そうかもね」
意外や意外、てっきり怒るのかと思いきや……まさかあっさりと納得するとは思わなかった。
「アクセル君、アスナを放っておいたらあかんでー」
エリナと話している俺に、近衛がそんな声を掛けてくる。
「いや、別に神楽坂を放っておいたりはしてないだろ」
「いややわー。アクセル君は女心を分かってへんのやから」
うん? 近衛の言ってる意味がよく分からないが……まぁ、神楽坂との間で何かあったんだろう。
ともあれ、この日の午前はこんな風に過ぎていき……そして、昼。
エリナと近衛の作った昼食を食べていると、不意に通信機に反応があった。
地球からかとも思ったが、どうやら白鳥かららしい。
ちなみに、この通信機は普通に地球と木星の間でもタイムラグなしで通信出来る。
ゲートを使った通信システムは、今はフォールド通信システムを流用している。
そのおかげで、惑星規模……いや、銀河系規模で離れていても、普通にリアルタイムで通話が可能だ。
だからこそ、ここにいても地球からの通信ではないかと思った訳だが。
『アクセル代表、こんな時間にすみません』
映像モニタに映し出された白鳥は、俺が通信に出るなりそう頭を下げてくる。
「昼なんだし、別にこんな時間って訳でもないだろ。まぁ、昼食中ではあったが」
『そう言って貰えると助かります。……実は、源八郎と三郎太の2人がアクセル代表に会いたいと言ってるのですが、どうでしょう?』
「……秋山も?」
もしかして、高杉と一緒に秋山にも話したのか? いやまぁ、こっちとしては秋山も引き入れるつもりだったから、手間が省けたと言えるかもしれないが……それでもちょっと迂闊じゃないか?
「ちょっと待て。それは秋山にも話したって事か?」
そう尋ねると、白鳥は申し訳なさそうな顔をして頭を下げてくる。
『すいません、実は三郎太に話しているのを源八朗に聞かれてしまって』
気配に気付かなかったのか? と言おうと思ったが、ここはナデシコ世界だったというのに気が付く。
この世界で生身の戦いは重視されていない以上、当然そっち方面もそれ程発展してはいない。
少なくてもネギま世界やFate世界のように生身での戦いが当たり前という世界じゃないんだから当然か。
そもそも、以前俺を襲ってきた笠の男からして、この世界の裏の存在という割りには全く気配を消せてなかったし。
恐ら
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