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*ヒキニートの俺が異世界に行ってしまった様です。*
第3話『レインと奏真と城下町』
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ー俺はレインに付いていき、長い岩場を抜けた。するとそこにあったのは綺麗な町並みだった。「奏真、ここが城下町のシトルバイスだよ!」「おおっ、すごいな…あんな岩場の先にこんな町が…って、あれ?レインの名前ってシトルバイスだよな?」「うん…そうだけど?」「この城下町の名前は?」「シトルバイスだよ?」おぉ、マジか…ここまで隠そうとしないとは…「えーと、レインってお姫様か何かか?」「うん、そうだよ?ていうかお姫様って言わないでよ…恥ずかしい…」俺がそう言うとレインははっきりと肯定した。そしてなんだろう、この可愛さ。「ほらっ、とりあえずいろんな所みて回ろうよ!」「お、おう…行くか!」そして鍛冶屋、道具屋、洋服屋、日用品店、食料販売店等を見て回った。無論金無いからなんも買えないけどな。「さて、と…そろそろ寝たいんだが…岩場に戻るか」「あ、よかったら私の家に泊まりに来ればいいよ!」
俺はレインの誘いに即答で甘えた。「行かせてもらいます!!アザース!」…これが仲間の一人になること、そして物語の始まりに過ぎないことをまだ俺は知る由もない。
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