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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十三話 ファーストアラート 3
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す」
ちょっと頬を染めてリインが言う。
「へ〜、そうなんだ。アスカ君、優しいね」
少し恥ずかしそうに、でもどこか嬉しそうに話すリインを見て私もなんだか嬉しくなっちゃった。
「はいです!なんか、ちょっとカッコよかったです!」
うーん、この辺の素直な所はまだ子供だからなのかなあ?
そんな事を言うと、ホラ、はやてちゃんがニヤニヤし始めてるよ。
「そうなると、ちょーっと困った事になるなあ」
「?はやてちゃん、どうしたですか?」
キョトンとするリイン。
あらら、またからかわれちゃうよ。
「いやあ、流石にリインをお嫁さんに出すのは早すぎる思うてなあ」
「な……べ、べ、別にそう言う訳じゃないですよ!?」
「何しろ、うちの末っ子に手を出そうものなら、まずヴィータもシグナムも黙ってないやろうしな。アスカ君も大変やなあ」
「だ、だ、だから、そう言うのじゃないです!」
あはは、真っ赤になってグルグルとはやてちゃんの周りを回り出しちゃった。
「ん?何の話をしてんの?」
リインが大いに慌てている時に、ヴィータちゃんが部隊長室に入ってきた。
「な、何でもないですよ!」
そんなに慌ててると、却って疑われちゃうよ、リイン?
まあ、ヴィータちゃんはあんまり拘らないかな?
「?まあいいや。所で、新人達って今日はもうオフシフトになってたよな?」
リインの事は軽く流して、ヴィータちゃんがそう聞いてきた。
「うん。初出動で疲れてるだろうから、休養をとってもらおうと思って。あ……」
一人、例外がいたのを私は思い出す。
「アスカ君は戦闘してないからって、訓練場の使用許可を出したよ。デバイスの調整をやるからって。確か、アルトが手伝うって言ってたけど……どうかしたの?」
話の途中から、ヴィータちゃんの顔がドンドン気の毒そうになっていく。
どうしたんだろ?
「いや、それでか。シグナムがレヴァンティン担いで、鼻歌混じりに訓練場に向かって行ったからさ」
「「「え?」」」
私とはやてちゃん、リインの声がハモってしまった。
すごい明確に、その結末を想像できちゃったから。
アルトside
「ちょ〜!!待って待って待って!」
えーと、なんでこうなったんだっけ?
確か、アスカのデバイスを起動して色々動かしていたらシグナムさんが来て……
「痛い痛い痛い!」
細かいデータより模擬戦が一番だとか言い出して……
「ぷりーず!へっぷみー!」
なし崩し的に模擬戦が始まったんだっけ。
「ハード過ぎるでしょう!シグナム副隊長!!!」
逃げても逃げても、全然逃げ切んないよねー。ガンガ
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