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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十三話 ファーストアラート 3
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ふむ」
スカリエッティは両手を白衣のポケットに入れたまま何かを考えている。
「追撃戦力を送りますか?」
「やめておこう。レリックは惜しいが、彼女たちのデータが取れただけでも充分さ」
スカリエッティはそう答え、メインモニターに今の戦闘に参加していた六課のメンバーの記録を映し出す。
その記録にはアスカは含まれてなかった。
どうやら、単純に戦闘データだけを収集していたようだ。
「それにしても、この案件はやはり素晴らしい。私の研究にとって興味深い素材が揃っている上に……」
スカリエッティは、モニターにフェイトとエリオをピックアップする。
「この子達を、生きて動いているプロジェクトFの残滓を手に入れるチャンスがあるのだからね」
残忍な笑みを浮かべて、楽しくてしょうがないと笑うスカリエッティ。
「しかし、最後の暴走劇。あれは君の仕掛けだね、クアットロ」
スカリエッティが振り返ると、いつの間にいたのか、メガネをかけた女性が立っていた。
「クアットロ!」
モニターの女性が声を上げた。先ほどまでの落ち着いた口調ではなく、慌てているような感じだ。
「あらぁ、ウーノ姉様、どうかされましたぁ?」
甘ったるい口調でクアットロは笑う。
ウーノと呼ばれた女性は、呆れたようにクアットロを見る。
「あの暴走でもしリニアレールが脱線していたらどうするつもりだったの?大事故になれば、管理局も本腰を入れて……」
言い掛けたウーノをスカリエッティが制する。
「まあ、待ちたまえ、ウーノ」
クアットロをに目を向けるスカリエッティ。
「中々おもしろい見せ物だったよ。それに、管制系の暴走までに留めていたのは狙っての事だろう?」
「さっすがドクター!機械式のブレーキをキュ〜って引けば止まるようになっていましたしぃ……」
一度言葉を区切り、スカリエッティのような残忍な笑みを浮かべるクアットロ。
「その程度の事を思いつかないようなおバカさんに、ドクターの相手をする権利なんてありませんしね」
「ふふ、君はやっぱり面白いよ、クアットロ」
楽しそうにスカリエッティは笑い出した。
ただ困ったように、ウーノはその様子を見ているしかなかった。
なのはside
事件も無事解決して、事後処理も終わったので、私とリインははやてちゃんに報告、と言う名のお茶会をしていた。
まあ、はやてちゃんも最初から見ていたし、報告する事ってあんまりなかったんだけどね。
その時に、リインがうっかり口を滑らせてリニアレールの中の出来事を喋っちゃったから大変。
じっくりはやてちゃんの尋問をうけていたんだけど……
「……っていう事があったで
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