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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十三話 ファーストアラート 3
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に投げ捨てられる。
「なっ……!」
その光景に言葉を失うアスカ。どうすればいいか、頭が働かない。
「ってキャロ、何を……えぇぇぇぇぇ!」
車外に投げ出されたエリオを追って、なんとキャロもリニアレールから飛び降りた。
”命令違反してでも駆けつけるからな”
出撃前に自分が言った言葉が頭を過ぎる。
「!」
咄嗟に、アスカは支給されたばかりのデバイスに、イヤーカフに触れようとした。
「バカヤロウ!」
「!!」
ヴァイスの怒声が、セットアップをしようとしたアスカを止めた。
「キャロは自分から飛んだ。やれる事があるからだろうが!兄貴のてめえが信じなくてどうする!」
「う……」
その言葉に、何も言い返せないアスカ。
モニターでは、キャロがエリオに追いついた場面が映し出されていた。
「あ、あれは!」
二人を包み込むように、ピンク色の魔力光が発現する。
「キャロの魔力光……」
その光に目を奪われるアスカ。
優しい色合いの魔力光の中から、一匹の白い大きな竜がエリオとキャロを背負って現れる。
「あれが本当のフリード……そうか!落下するって事はリニアレールから、AMFから離れる。だからフルスペックの魔法が使えた!」
そう理解したアスカが、ヘナヘナと腰を抜かす。そのまま前に突っ伏せた。
「なんだよ〜キャロ〜、できるなら初めから言っててよね〜」
アスカはゴロゴロとカーゴ内を転がり出す。安心した途端、力が抜けたようだ。
この状況ならエリオとキャロが後れをとる事はない、と確信する。
「まったく、うぜえ野郎だ」
「すんません、ヴァイス陸曹。お手数おかけします」
「いいって事よ。出来の悪い後輩の面倒を見るのも先輩の役目ってな」
ヴァイスはヘタっているアスカを見て苦笑した。
その頃、エリオが新型を破壊し、スターズがレリックを確保していた。
任務は、無事に終了した。
「………」
全てが終わり、落ち着きを取り戻したアスカが、今は腕を組んで仏頂面で腰を下ろしている。
「どうした?ブサイクになってるぞ」
少し前まで、エリオ達の事が心配で騒いでいたアスカが静かにしているのが気にかかったヴァイス。
もっと喜んでも良さそうな物なのに、何かを考えてるように眉を寄せている。
「……陸曹。陸曹がガジェット側だったとして、次の一手を出すとしたらどんな手段を使いますか?」
停止したリニアレールを見て、アスカが口を開く。
「あ?そんな事を考えてたのかよ。レリックを確保してガジェットも殲滅した。これ以上やる必要なんかないだろ」
ヴァイスの呆れたような声がした。
彼の
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