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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十三話 ファーストアラート 3
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ドに掴まって、キャロが戦闘で剥がれた屋根から外に飛び出る。

これでキャロは安全だ。

「フリード、ブラストフレア!」

キャロが上手くフォローしてくれた。けど……

ブンッ!

大型はフリードの炎を、そのキャタピラみたいな腕で虫を払うように凪払った。

うそでしょ!

でも怯んでなんかいられない。

ボクはストラーダを構えて大型に突進した!

「おりゃあぁぁぁ!」

訓練と同じように、瞬間的に魔力を高めて切りかかる!

ガギン!

でも訓練とは違う手応えが返ってくる。

「クッ、硬い!」

一撃必殺の勢いで放った斬撃は、その表面の装甲に止められてしまった。





outside

新型ガジェットとの戦闘を見ていたアスカが叫ぶ。

「エリオ!何やってるんだ、AMFを忘れたのか!」

無論、その声が届く筈もない。だが、叫ばずにはいられなかった。

「スバル、ティアナ!フォローに回ってくれ!」

無茶なお願いと分かっていても、そう思ってしまう。

だが、事態はそんなアスカを更に焦らせるような展開になる。

AMFを発動させた新型が、ストラーダの魔力を消していく。

バックスの位置にいたキャロの魔力まで消されてしまう。

「あ、あんな遠い位置までAMFが届くのかよ!図体がでかいから、出力もでかいってか」

訓練とは違う状況にアスカは驚く。

「って、エリオ?」

モニターに映るエリオは、新型ガジェットの腕とつばぜり合いをしている。

このままでは、力負けしてしまう。

「ヴァイス陸曹!ハッチを開けてくれ!オレも出る!」

「できるか!いいから大人しくしていろ!」

ヴァイスに一喝されるアスカ。だが、事態はさらに悪化していく。

新型とのつばぜり合いから、レーザーを撃たれたエリオ。

大きく躱しはしたが、着地を大きな腕に殴り飛ばされてしまった。

更に掴まれ、二度、三度と壁に叩きつけられるエリオ。

「!!!」

それを見たアスカは、ハッチに向かって体当たりをした。

「開けろ!開けろ!開けろ!」

拳でドンドンとハッチを殴りつけるアスカ。いても立ってもいられないのだ。

「静かにしてろ!お前が行ってどうなる!」

「だけど!」

「だけどじゃねぇ!隊長命令を忘れたか!」

「!クソ、クソ!」

ギリッ!

何もできない悔しさから、強く唇を咬むアスカ。あまりにも強く咬んだ為に、血が滲み出る。

その時、エリオの異変に気づいた。

「エリオ?エリオ!気を失ってるのか!?」

グッタリとしてピクリともしないエリオが、ゆっくりと持ち上げられた。

そのまま、谷底にぞんざい
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