第26話
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」
「ええ、そうなりますね。それでは、私の方はこれで。3日間の特別実習、どうか頑張ってください。」
「は、はい……」
「わざわざのお見送りありがとうございました。」
そしてクレア大尉はリィン達が見送る中、駅の中へと入って行った。
「な、なんというか……軍人には見えないな。」
「ええ、鉄道憲兵隊といえば帝国軍の中でも精鋭部隊として知られているそうですけど……」
「うふふ、あんなとっても美人なお姉さんが軍人だなんて普通は想像できないものね♪」
クレア大尉が去った後それぞれ戸惑いの表情で呟いたマキアスとエマの意見にレンは小悪魔な笑みを浮かべて同意し
「フン、各地の貴族からは蛇蝎のように嫌われているがな。何しろ鉄路さえあれば我が物顔で治安維持に介入する連中だ。」
ユーシスは真剣な表情でクレア大尉が去った方向を見つめた。
「ふむ、レグラムの方ではあまり見かけたことはないが……自然公園での事件を見る限り精鋭揃いなのは間違いないだろう。」
「確かに、領邦軍を圧倒してる感じだったしね。」
「うーん、それでいてあの可憐さと美人っぷり……軍服も妙に似合っているし、反則としか思えないんですけど。」
「サラと正反対な感じ。」
「はは、確かに。(そういえば、あの二人……因縁ありそうだったけど。)」
アリサとフィーの話を聞いたリィンは苦笑した後、サラ教官とクレア大尉がさらけ出していた微妙な空気を思い出した。
「よし……それじゃあ移動するか。」
「まずはトラムに乗って宿泊場所の確認だね。」
「3日間の長丁場……お互い頑張ろう。」
「ああ、そちらこそな。」
「フィーちゃん、ラウラさん、レンちゃん。どうかお気をつけて。」
「はい。」
「ん、そっちも。」
「エマお姉さん達も頑張ってね。」
「……女神の加護を。気を付けて行くがいい。」
「ええ、それじゃあね!」
そしてリィン達はB班と別れて”アルト通り”に向かう導力トラムに乗っアルト通りに向かった―――――
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