火砲・ミサイル解説解説(日本編)その2
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設置することも可能になっている(だが87ATMのように1人では運用不可)。
前翼を持たず後部に矩形翼を持つ、アメリカのヘルファイア・ミサイルを小型化したような形状をしている。サイドスラスター方式の推進装置や共通の赤外線画像シーカーなど、01式軽対戦車誘導弾(軽MAT)の開発で得た技術が生かされているとされる。射撃分隊(分隊長、操縦士、誘導手)×2ないし3で1個対戦車小隊を構成し、4個対戦車小隊で1個対戦車中隊を構成する。
「ハイドラ70ロケット弾」
ハイドラ70ロケット弾は、アメリカ軍の航空機搭載型小翼折り畳み式ロケット弾シリーズである。
1948年に開発された「Mk4 FFAR マイティ・マウス」(アメリカ製の軍用機で使用された無誘導ロケット弾)の後継として1972年より使用されている。ハイドラ70=2.75inロケット弾ファミリーは、直径2.75インチ(70mm)の航空機発射ロケット弾で、構造はMk66ロケット・モーターに各種弾頭を組み合わせたものである。
Mk66は全長1.06m、
弾体直径70mm、重量6.2kg、展開時尾翼幅0.168mで、先端に弾頭を取り付けるネジ部、中央部分にダブルベース固体推進薬と点火装置を内蔵する。弾体には溝が切られており、これにより弾体を発射直前に毎分600回転させ、発射直後、低速時の弾道を安定させる。
外側には弧状断面を持つ3枚の取り巻き型翼が収納され、発射後展開して空力により弾体を毎分2100回転させ、弾道を安定させる。 また、各種弾頭、信管は事前に組み合わされて戦地に送られる。どのモデルも最小射程は300m、最大射程は弾頭の重量によって異なるが、8000mほど。
ハイドラ70ロケット弾ファミリーには、
多様な弾頭と信管があり、これによって目標を問わず使用することができる。
そして発射ポッドは7初と19発内蔵タイプが用意されている。
以下はその中でも代表的なものだ。
(M151)対人・対資材用の高爆発威力弾頭(HE)で、殺傷範囲は50mを誇る。信管にはM423ヘリコプター・ポイント破砕信管、M427高性能航空機ポイント破砕信管、M433超迅速/遅延貫通信管、M429空中起爆近接信管、M440着発信管のいずれかが取り付け可能である。
(M247)対装甲目標用の、HEAT(対戦車成形炸薬)/HEDP(高爆発力双目的)弾頭。信管はM438着発信管。
(M255/M255E1)ヘリコプターから発射し、どんな目標にも対応できるフレシェット弾頭で、M255が2500発/28グレイン(1.8g)、E1型が1180発/60グレイン(3.8g)のフレシェット(ダーツ状の、爆発時に飛散する小さな金属片)を内包する。
60グ
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