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火砲・ミサイル解説解説(日本編)その2
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トラック、航空自衛隊では高機動車に搭載される。射撃管制装置及び誘導弾発射装置を搭載した車両には車体固定用のジャッキが装備されている。また、対空戦闘指揮統制システム(ADCCS)とリンクが可能となった。


運用法は短SAMと変わらないが、新しい高射特科用ネットワーク・対空戦闘指揮システム(ADCCS)とリンクし、レーダーはアクティブ・フェイズド・アレイ(能動型位相配列)方式に、短SAMでは2種類あったミサイルはアクティブ・レーダー誘導のみになっている。
発射装置の自動装填装置は無くなり、
架台上に誘導弾(ミサイル)を収めた格納容器5本を横2列に並べた常識的な形に変わった。


81式からの改良点は、発射方式がキャニスター発射方式に改められ、整備性・取扱性が改善されていることと、性能向上により超音速あるいは小型の空対地ミサイルや巡航ミサイルにも対処可能になっていることである。
誘導方式は2種類あった81式と違い、アクティブ・レーダー・ホーミング方式のみとなっている。






「03式中距離地対空誘導弾」(36中隊分)
<発射装置車>

種別:中距離防空用地対空ミサイル・システム

全長:12.1m

全幅:3.3m

全高:4.81m(移動時)、6.57m(展開時)

全備重量:23.4t

武装:誘導弾8連装発射機×1(8発)

<誘導弾>

全長:約4.9m

直径:約0.32m

発射重量:約570kg

弾頭重量:約73kg

誘導方式:プログラム+間欠指令+アクティブ・レーダー

最大有効射程:60000m


03式中距離地対空誘導弾は、陸上自衛隊で使用されている純国産の中距離防空用地対空ミサイル・システムである。現在、改良ホークの後継種として配備が進んでいる。通称「中SAM」。主契約者は三菱電機。但し、三菱電機はシステム取りまとめ企業であり、
実際の構成品の製造は殆ど行っていない。主要構成品である誘導弾(飛しょう体)は三菱重工業、レーダーは東芝が製造している。


西側諸国では、長らくホークなどの地対空ミサイルに改良を行い使用してきたが、これ以上の性能向上が難しいとの判断によりホーク対空ミサイル・システムの後継として、アメリカ、ドイツ、イタリアの3カ国が共同で開発を進めていたMEADS(中距離拡大防空システム)計画をスタートさせた。


当初は日本も計画に参加することを求められたが、多国間共同開発が武器輸出三原則に抵触するとして結局参加を断念し、代わりに中SAMを単独開発することになった経緯がある。日本は単独で航空自衛隊の地対空誘導弾ペトリオット(長距離防空用)と陸上自衛隊の81式短距離地対空誘導弾(短距離防空用)の間を埋める存在となる新
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