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ゲート 代行者かく戦えり
火砲・ミサイル解説解説(日本編)その2
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砲は目標の捜索と追尾を1つのレーダーで行なっていたため、1目標と交戦している間は事実上盲目となってしまい次の目標との交戦が遅れてしまう欠点があったが、この点では5〜6目標との連続交戦能力を持つ87AWの方が大きく上回っている。


87AWのFCSの中心となるのはディジタル式の射撃統制コンピューターで、ゲーパルトが装備しているアナログ式の射撃統制コンピューターよりも進んだものが搭載されている。射撃統制コンピューターは砲塔内の前半部に収められており、メインテナンス性を考慮して砲塔前面の装甲板はボルト止めの着脱式カバーとなっている。


FCSはパルス・ドップラー方式の捜索、
追尾レーダーを使用し、コンピューター処理を行う点はゲーパルトと同じである。低空域における空中目標の捜索、捕捉・追尾、高射機関砲の発射までがリアルタイムで算出されて、車体・砲の動揺修正も全て自動的に行われる仕組みになっている。


35mm機関砲の性能自体は優れているものの、射程は戦闘ヘリコプターや航空機に搭載されるミサイルや誘導爆弾のものより短いため、アウトレンジ戦法により破壊される可能性が大きく、現代の戦場では実用性が低いとも指摘されているが、
特性の異なる地対空ミサイル(SAM)と相互に補い合うこと(ガン・ミサイルコンプレックス)で防空能力を発揮する装備品と位置づけられている。


射撃管制装置や各種レーダーも搭載した高性能な自走高射砲だが、14億円超という高額な調達費から、年に数両しか導入ができず、2002年度契約で調達を終了、
計120両で生産を終了した。この自走対空砲は特地にも派遣され、主に竜騎兵の迎撃に使用される。



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