火砲・ミサイル解説解説(日本編)その2
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SAM-3のターレットは遠隔操作式で乗員室内からの操作も可能だが、通常は乗員は操作用のコンソールを持って車を離れ、
安全な場所から操作を行うのが基本的な運用方法とされている。2基の4連装ミサイル発射機の間にはTVカメラや赤外線センサー等を収めるボックスがあり、上部にはIFF(敵味方識別装置)のアンテナが取り付けられている。
目標はこのボックス内に搭載されたカメラまたはセンサーでキャッチされ、レーザーを照射されてロックオンされる。
誘導方式は可視画像+赤外線ホーミング方式で、最大有効射程は約5,000mといわれている。本システムは、近接対空戦闘用という性格上目視による射撃が主になるため、固有のレーダーなどは搭載していない。全国の部隊に配備されている。
「11式短距離地対空誘導弾」(40両)
種別:短距離防空用地対空ミサイルシステム
全長:2.93m
発射重量:111kg
主武装:5連装2基(10発)
最大飛翔速度:マッハ2.5
有効射程:8000m
11式短距離地対空誘導弾は、防衛省技術研究本部が開発した短距離防空用地対空ミサイルシステム。
陸上自衛隊と航空自衛隊で取得が開始されている。航空自衛隊用は仕様が一部異なり「基地防空用地対空誘導弾という名称が付けられている。2014年から退役が始まっている「81式短距離地対空誘導弾」(通称:短SAM)の後継として国産開発された短射程地対空ミサイル・システムである。
1995年に陸上自衛隊に採用された短SAMの改良型である「81式短距離地対空誘導弾(C)」(通称:短SAM改)は妨害に強く、撃破率の高い対空ミサイル・システムであったが、超低空飛行してくる巡航ミサイルへの対処能力が不足しているとして航空自衛隊には採用されなかった。その後短SAM改の制式化から10年経った2005年度に、後継ミサイルの開発が「短SAM(改II)」の名称で開始されることになった。
この短SAM(改II)では機動性の高い戦闘爆撃機の他、巡航ミサイル、超音速で飛翔する空対地ミサイルへの対処能力が求められることとなった。またヘリコプターや輸送機で空輸できることと、低コスト化も要求された。今後は短SAMの後継として、師団/旅団の高射特科大隊/中隊に配備される予定である。なお航空自衛隊も、11式短距離地対空誘導弾と同じ射撃管制装置と誘導弾を用いた対空ミサイル・システムを「基地防空用地対空誘導弾」として採用している。
本システムは、いずれも車載式の射撃管制装置と誘導弾発射装置で構成される。
射撃管制装置はアクティブ方式のフェーズドアレイレーダーを装備し、3 1/2tトラックに搭載される。誘導弾発射装置は四連装で、陸上自衛隊では3 1/2t
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