第100話(4章終了)
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ベル郊外〜
「………キーアちゃん、もう一度確認するけど本気で”戻る”の?」
”クロスベルの運命の日”より”約10年後”、様々な事情によって大きく様変わりし、都となったクロスベルの郊外で金髪の女性は真剣な表情でイーリュンの司祭服を着た女性――――”キーア”に尋ね
「うん……………キーアの時も”今のキーア”がパパ達と一緒にいた………それを守らないと駄目なんだよね……?」
「……………………………」
キーアに尋ねられた女性は複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「それに………キーアはキーアが作ってしまった”罪”と向き合うべきだし…………せめてもの償いに………”あの頃”のパパ達を手伝いたいの……!」
「……………わかった。――――けど”今のあの人達”に事情を話さなくていいの?」
そして辛そうな表情をした後、決意の表情に変えて言ったキーアの言葉に女性は静かに頷いた後尋ね
「うん……………………それに……………――――ミントも知っているでしょう?パパ達も最後の最後に”ミントが連れてくることを”。」
「……………そうだったね。それじゃあいつ頃、どの場所に”戻る”の?」
真剣な表情のキーアに尋ねられた女性――――ミントは頷いた後尋ね返した。
「えっとね…………………にお願い。到着した後は”メルカバ”へと続く法陣の場所までキーアが行くから、そこまでの護衛をお願いしてもらってもいいかな?」
「うん、いいよ。……それとキーアちゃん、わかっているとは思うけど………」
「うん………”未来に影響を与える情報を教える事”は絶対にダメなんだよね?わかっているよ。パパ達を”以前の呼び方”で呼ぶのはちょっと寂しいけど………仕方ないよね。」
「キーアちゃん…………………………――――じゃあ、始めるよ!!」
「うん………!」
キーアの返事を確認したミントは鞘から剣を抜き
「エターナルソードよ!今こそ時空を切り裂く力を!!」
空に向かって剣を掲げて叫んだ!すると剣は膨大な光を放ち始め、ミントは光を放っている剣を目の前の空間に向かって振り下ろした!すると空間が”斬られ”、斬られた先には謎の異空間が広がっていた!
「キーアちゃん、絶対にミントの手を離したら駄目だよ!」
「うん……!(パパ……エリィママ……ティオママ……ランディ………それにみんな……待っててね……!もうすぐキーアがみんなの力になるよ……………!)」
そしてミントとキーアは手を繋いで異空間の中へと入って行き、二人が異空間の中へと入って行くと斬られた部分の空間は完全に閉じた。
こうして時空を超えた戦いが静かに始まろうとしていた……………
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