暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第99話
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
リアベルは笑顔で見つめた後説明を補足し

「……………」

アリオスは黙り込んでいた。

「アリオスさん…………」

「……アンタ、正気か?こんな妄想じみた話に………」

「フ……妄想じみた話か。確かにその点については俺も同意見だ。」

ロイド達に睨まれたアリオスは口元に笑みを浮かべ

「まあ……!酷いですわね。」

アリオスの言葉を聞いたマリアベルをアリオスを睨んだ。

「だが、彼らにその力があり、この状況を変えられるならば……俺はいくらでもその幻想に付き合うだけだ。―――たとえ女神の意志に背くことになったとしてもな。」

「そんな……………」

「……一体どうして……」

(愚かとしか言いようがないわね……………)

アリオスの意志を知ったエリィやティオは信じられない表情をし、ルファディエルは目を細めてアリオスを睨んだ。

「……正直、途方もない話ばかりでまだ整理できていないけど……ただ……これだけは言える。その妄想にキーアを巻き込むのは断じて認められない!キーア、戻ってくるんだ!何を唆されたのは知らないけどキーアは、キーアだろう!?そんな辛そうな顔をして……そんな椅子に座ることはないんだ!」

そしてロイドはキーアを見つめて叫び

「……ロイド………」

キーアは辛そうな表情をしていた。

「ウフフ……キーアさん。あんな風にロイドさんは言ってますけど………”どうする”つもりですの?」

「………………………」

そして怪しげな笑みを浮かべたマリアベルに尋ねられたキーアは黙り込んで顔をうつむかせ

「……キーア……?」

「ど、どうしたの……?」

キーアの様子を見たロイドとエリィは戸惑い

「キー坊、迷うことはねえ!いつもみたいにロイドの胸に飛び込んで来い!それが一番、お前にとって安心できるんだろうが!?」

ランディはキーアを見つめて叫んだ!

「ランディ……」

「……そうね。事情はあるのだろうけど……」

「それ以上に大切なことは絶対にないと思います。」

「………エリィ…………ティオ………………」

そしてエリィとティオの言葉を聞いたキーアが辛そうな表情をしたその時

「ウフフ……盛り上がっているじゃない?」

少年の声が聞こえてきた後、なんとカンパネルラ、ノバルティス、アリアンロードの顔が移った画面が突如空間に現れた!

「”身喰らう(ウロボロス)”………!」

「やはり彼らと繋がりが……」

「フフ、お互い協力関係を結んでいるだけですけど……―――皆さん。もう準備はよろしいのかしら?」

「フフ、もちろんだとも。満足してもらえる性能に仕上がっていると思うよ?」

「”鐘”の準備もできています。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ